公開日:2014年3月27日
執筆者:水口貴博

役員による最終面接の30の対策

  • 最終面接まで来ることができた人はすべて、
    ほぼ合格者。
役員による最終面接の30の対策

最終面接まで来ることができた人はすべて、ほぼ合格者。

大企業や人気企業では、面接が複数回、設けられているのが一般的です。
応募者が多いため、何度か面接をして、絞り込みをします。
場合によっては、4次面接、5次面接まである企業も存在するようです。

最終面接だけは、加点方式。

「加点を狙うより、減点を避ける」
これは面接の基本です。
採用担当者にとって考え方は多少異なりますが、一般的に就職活動では、変わった人間を嫌う傾向があります。

「最終面接まで来れば、ほぼ合格」とは考えない。

「最終面接まで来れば、ほぼ合格」
そう考えているなら要注意です。
たしかにデータで見れば、最終面接を受ける半数以上は内定をもらっています。

最終面接は、2種類ある。

最終面接とはいえ、大きく分けると、2つのケースがあります。
「全員が通過するケース」と「最後の選考であるケース」です。
どちらのケースも、面接官を対応するのは基本的に役員です。

実は最終面接こそ、最も普通の面接。

面接官とはいえ、採用担当者と役員では、進め方に違いが見られます。
まず、採用担当者が面接官の場合です。
採用担当者が面接官の場合、ひねった面接が行われやすい特徴があります。

最終面接に限っては、誰が面接官になるか予想できる。

最終面接は、誰が面接官になるか、予想しやすいのが特徴です。
一般的に最終面接では、役員が面接官を対応します。
もちろん例外もあるでしょうが、役員が対応する傾向が強いのは確かです。

最終面接前は、スーツやワイシャツをクリーニング。

最終面接とはいえ、特別な服装は不要です。
社会人として、清潔感のある、普通の身だしなみを心がけることが大切です。
さて、いつもどおりの服装で最終面接に挑みたいところですが、ここにも注意があります。

社是や社訓は、暗記するくらい再確認しておく。

最終面接前は、もう一度、その企業の詳細を研究しておきましょう。
すでに研究済みのはずですが、油断をしないことです。
復習という意味でも、企業のウェブサイトを再確認して、きちんと理解しておくほうが安心です。

確実に安全圏を狙うなら、完全な黒髪がベスト。

面接では、限りなく黒に近い茶髪なら、許容範囲として認められるでしょう。
あくまで、黒に近い状態であることが条件です。
もちろん面接では、基本的に黒髪が基本です。

役員が最重視するのは何か。

役員が最重視するのは何でしょうか。
役員が最重視するのは、人としての基本です。
つまり、人間性です。

豪華な社長室や応接室には、特別なマナーが存在するのか。

最終面接は、高級な雰囲気のある部屋で行われる場合があります。
豪華な社長室や応接室などです。
今までの椅子とは違い、高級感のある椅子かもしれません。

肘掛けの付いた椅子には要注意。

面接で登場する椅子とはいえ、タイプがさまざまです。
中には、肘掛けの付いた椅子が登場することもあります。
肘をもたせかける部分があれば、肘を置きたくなるでしょう。

役員と会って、話ができることに感謝。

最終面接は、役員と話ができることに感謝しましょう。
社会人は誰もが責任感を持って仕事をしていますが、中でも特に重い責任を持って仕事をしているのが、役員です。
役員が背負う責任感は、桁外れに大きい。

萎縮しそうな自分に、むちを打て。

最終面接で最もよくありがちな失敗は、萎縮です。
採用担当者とは普通に話ができても、相手が役員となると、高い肩書に恐縮して、普通に接しにくい場合があります。
面接官は、会社を代表する人物。

「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることが重要。

最終面接まで来た応募者は、全員、入社意欲にあふれる人ばかりです。
入社意欲にあふれる人物だから、最終面接まで来ることができました。
問題は「この応募者の中から、誰かを選ばなければいけない」ということです。

役員から期待されている自覚を持つことが大切。

役員たちは、応募者たちに何を思っているか。
それは、期待です。
「この人たちが、会社に勢いを与えてくれればいいな」

役員が登場しない最終面接もある。

最終面接だからといって、役員が登場するとは限りません。
まれなケースですが、最終面接でも、役員ではない人が面接官を担当する状況が報告されています。
特に大企業の最終面接では、役員は登場しない場合が比較的多いようです。

役員から好感を得やすい2つの話題。

最終面接に登場する役員は、企業の経営陣です。
たとえ経営陣であれ、基本的にいつもの様子で話していいでしょう。
ただし、役員による最終面接では、相手が食いつきそうな話題を選ぶのが得策です。

役員であることを考慮して、話題を正しく選択する。

どんな趣味を持っていますか。
若者なら、やはり若者らしい趣味があるでしょう。
音楽鑑賞・スノーボード・海外旅行・カラオケ。

なぜ最終面接では、応募者は自己PRや志望動機を省略する傾向があるのか。

最終面接でも、自己PRや志望動機を聞かれる可能性があります。
自己PRや志望動機は、面接の軸であり、基本です。
基本は、面接の種類にかかわらず、常に聞かれやすいと考えるのが妥当です。

将来性を見極めるため、将来に関する質問がされやすい。

最終面接では、将来性のある人物を重視します。
向上心が強く、長く企業の利益に貢献し続ける人物を必要としています。
もちろんこれはどの企業も同じことですが、最終面接では特に重視されます。

「学生」と聞いて最初に思い浮かべるのは、やはり学業。

役員たちにとって「学生」と聞いて最初に思い浮かべるのは、何か。
やはり学業です。
学業については、1次面接や2次面接ですでに聞かれた内容かもしれません。

年が離れている人との会話を自然にできること。

最終面接では、1次や2次面接とは違い、会話がぎくしゃくする傾向があります。
緊張だけが原因ではありません。
最大の原因は、世代の違いです。

最終面接で笑うのは、失礼に当たるのか。

最終面接で担当する面接官のほとんどは、役員です。
代表取締役や取締役など、企業の経営陣が対応することが大半です。
しかも1名ではなく、複数名登場することも珍しくありません。

役員の立場を想像してみる。

最終面接の面接官は、役員です。
事前に役員の立場を想像してみましょう。
経営する立場を想像しておくことで、どんな人物を採用したいと思うのか、把握しやすくなります。

面接官が役員だからこそ、就業意欲が伝わりやすい。

「就業意欲を伝えても、経験豊富な役員には通用しないのではないか」
そんな不安を抱く人もいるかもしれません。
社会を未経験の学生にしてみれば、役員たちは、手ごわいボスのように見えるかもしれません。

役員が険しい表情のとき、あなたはどんな表情をすべきか。

役員たちは、経営する立場の人間です。
これまでの面接官だった採用担当者とは違い、企業を直接動かす立場の人間です。
会社の方針を決断したり、経営戦略を考えたりなど、常に重大な責任を背負っています。

社史は、就職活動の隠し球。

社史をご存じですか。
社史とは、会社の歴史を、年代ごとに追って詳しく書き記した本のことです。
企業の沿革を、詳細まで具体的に紹介した本と考えれば、わかりやすいでしょう。

最終面接の最後の質問は、経営に関する質問をすると好印象。

最終面接でも、面接の最後には「最後に何か質問はありますか」と聞かれるでしょう。
一般的に、就業意欲が伝わる質問をするのが定番です。
この点については最終面接でも同じですが、できれば、さらに鋭い質問をするといいでしょう。

最後の最後まで、油断しない。

最終面接で起こりやすい油断があります。
「今までの面接が順調だったのだから、最終面接もうまくいくだろう」
そう考える人もいるかもしれません。

同じカテゴリーの作品

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION