大企業や人気企業では、面接が複数回、設けられているのが一般的です。
応募者が多いため、何度か面接をして、絞り込みをします。
場合によっては、4次面接、5次面接まである企業も存在するようです。
「加点を狙うより、減点を避ける」
これは面接の基本です。
採用担当者にとって考え方は多少異なりますが、一般的に就職活動では、変わった人間を嫌う傾向があります。
「最終面接まで来れば、ほぼ合格」
そう考えているなら要注意です。
たしかにデータで見れば、最終面接を受ける半数以上は内定をもらっています。
最終面接とはいえ、大きく分けると、2つのケースがあります。
「全員が通過するケース」と「最後の選考であるケース」です。
どちらのケースも、面接官を対応するのは基本的に役員です。
面接官とはいえ、採用担当者と役員では、進め方に違いが見られます。
まず、採用担当者が面接官の場合です。
採用担当者が面接官の場合、ひねった面接が行われやすい特徴があります。
最終面接は、誰が面接官になるか、予想しやすいのが特徴です。
一般的に最終面接では、役員が面接官を対応します。
もちろん例外もあるでしょうが、役員が対応する傾向が強いのは確かです。
最終面接とはいえ、特別な服装は不要です。
社会人として、清潔感のある、普通の身だしなみを心がけることが大切です。
さて、いつもどおりの服装で最終面接に挑みたいところですが、ここにも注意があります。
最終面接前は、もう一度、その企業の詳細を研究しておきましょう。
すでに研究済みのはずですが、油断をしないことです。
復習という意味でも、企業のウェブサイトを再確認して、きちんと理解しておくほうが安心です。
面接では、限りなく黒に近い茶髪なら、許容範囲として認められるでしょう。
あくまで、黒に近い状態であることが条件です。
もちろん面接では、基本的に黒髪が基本です。
役員が最重視するのは何でしょうか。
役員が最重視するのは、人としての基本です。
つまり、人間性です。
最終面接は、高級な雰囲気のある部屋で行われる場合があります。
豪華な社長室や応接室などです。
今までの椅子とは違い、高級感のある椅子かもしれません。
面接で登場する椅子とはいえ、タイプがさまざまです。
中には、肘掛けの付いた椅子が登場することもあります。
肘をもたせかける部分があれば、肘を置きたくなるでしょう。
最終面接は、役員と話ができることに感謝しましょう。
社会人は誰もが責任感を持って仕事をしていますが、中でも特に重い責任を持って仕事をしているのが、役員です。
役員が背負う責任感は、桁外れに大きい。
最終面接で最もよくありがちな失敗は、萎縮です。
採用担当者とは普通に話ができても、相手が役員となると、高い肩書に恐縮して、普通に接しにくい場合があります。
面接官は、会社を代表する人物。
最終面接まで来た応募者は、全員、入社意欲にあふれる人ばかりです。
入社意欲にあふれる人物だから、最終面接まで来ることができました。
問題は「この応募者の中から、誰かを選ばなければいけない」ということです。
役員たちは、応募者たちに何を思っているか。
それは、期待です。
「この人たちが、会社に勢いを与えてくれればいいな」
最終面接だからといって、役員が登場するとは限りません。
まれなケースですが、最終面接でも、役員ではない人が面接官を担当する状況が報告されています。
特に大企業の最終面接では、役員は登場しない場合が比較的多いようです。
最終面接に登場する役員は、企業の経営陣です。
たとえ経営陣であれ、基本的にいつもの様子で話していいでしょう。
ただし、役員による最終面接では、相手が食いつきそうな話題を選ぶのが得策です。
どんな趣味を持っていますか。
若者なら、やはり若者らしい趣味があるでしょう。
音楽鑑賞・スノーボード・海外旅行・カラオケ。
最終面接でも、自己PRや志望動機を聞かれる可能性があります。
自己PRや志望動機は、面接の軸であり、基本です。
基本は、面接の種類にかかわらず、常に聞かれやすいと考えるのが妥当です。
最終面接では、将来性のある人物を重視します。
向上心が強く、長く企業の利益に貢献し続ける人物を必要としています。
もちろんこれはどの企業も同じことですが、最終面接では特に重視されます。
役員たちにとって「学生」と聞いて最初に思い浮かべるのは、何か。
やはり学業です。
学業については、1次面接や2次面接ですでに聞かれた内容かもしれません。
最終面接では、1次や2次面接とは違い、会話がぎくしゃくする傾向があります。
緊張だけが原因ではありません。
最大の原因は、世代の違いです。
最終面接で担当する面接官のほとんどは、役員です。
代表取締役や取締役など、企業の経営陣が対応することが大半です。
しかも1名ではなく、複数名登場することも珍しくありません。
最終面接の面接官は、役員です。
事前に役員の立場を想像してみましょう。
経営する立場を想像しておくことで、どんな人物を採用したいと思うのか、把握しやすくなります。
「就業意欲を伝えても、経験豊富な役員には通用しないのではないか」
そんな不安を抱く人もいるかもしれません。
社会を未経験の学生にしてみれば、役員たちは、手ごわいボスのように見えるかもしれません。
役員たちは、経営する立場の人間です。
これまでの面接官だった採用担当者とは違い、企業を直接動かす立場の人間です。
会社の方針を決断したり、経営戦略を考えたりなど、常に重大な責任を背負っています。
社史をご存じですか。
社史とは、会社の歴史を、年代ごとに追って詳しく書き記した本のことです。
企業の沿革を、詳細まで具体的に紹介した本と考えれば、わかりやすいでしょう。
最終面接でも、面接の最後には「最後に何か質問はありますか」と聞かれるでしょう。
一般的に、就業意欲が伝わる質問をするのが定番です。
この点については最終面接でも同じですが、できれば、さらに鋭い質問をするといいでしょう。
最終面接で起こりやすい油断があります。
「今までの面接が順調だったのだから、最終面接もうまくいくだろう」
そう考える人もいるかもしれません。
大企業や人気企業では、面接が複数回、設けられているのが一般的です。
応募者が多いため、何度か面接をして、絞り込みをします。
場合によっては、4次面接、5次面接まである企業も存在するようです。
もし、面接が複数回ある企業で、最終面接まで来ることができれば、大喜びしてください。
素晴らしいことです。
まだ採用ではありませんが、別の見方をすれば、採用と同じくらい価値のあることです。
最終面接まで来ることができる人は、ごくわずかです。
身だしなみや話し方など、特に問題がありませんでした。
自己PRや志望動機も十分でした。
だから、最終面接まで来ることができました。
企業側からすれば「最終面接まで来ることができた人は、すべて合格させたい」と思っています。
もはや悪い点が見当たらず、判断が難しい状態です。
判断が難しいため、最終面接では役員に見てもらうことになるのです。
最終面接まで来ることができた人はすべて、ほぼ合格者。
まだ採用が決まったわけではありませんが、人物像としては、十分高く認められている状態なのです。
そのことに気づき、自分に自信を持って、最終面接に挑みましょう。
いつもと同じように、前向きに明るい受け答えができれば、きっと明るい結果が返ってくるでしょう。
「加点を狙うより、減点を避ける」
これは面接の基本です。
採用担当者にとって考え方は多少異なりますが、一般的に就職活動では、変わった人間を嫌う傾向があります。
どんな企業でも、礼儀作法や常識のある人を求めています。
社会人として働く際は、礼儀作法や常識など、人としての基本が必要であるため、重視される傾向があります。
基本ができていれば、教育も応用もしやすいため、選考では優先させるのです。
一般的な面接の場合、加点を狙うより減点を避けたほうが、選考が通過しやすいでしょう。
では、最終面接も同じ心がけで挑めばいいと思いますが、ちょっと待ってください。
最終面接だけは、唯一例外として、加点を狙っても大丈夫です。
最終面接まで来た応募者には、そもそも減点がないからです。
どの応募者もすでに基本ができていて、悪いところを探そうとしても見当たらないでしょう。
最終面接まで通過できた事実が、非常識な点が見当たらない、もしくは少ないという証拠です。
したがって、最終面接でも減点を避けてばかりでは、差をつけることができません。
だから、加点を狙う必要があるのです。
加点を狙う際も、やはり常識の範囲が必要です。
常識の範囲で最も無難な加点の狙い方は、熱意と意欲です。
心を動かせるのは、心です。
より強い入社意欲を見せましょう。
企業に貢献したい気持ちを、熱く語りましょう。
その熱い言動が加点となり、役員の注目を集めることができるのです。
「最終面接まで来れば、ほぼ合格」
そう考えているなら要注意です。
たしかにデータで見れば、最終面接を受ける半数以上は内定をもらっています。
最終面接まで来ることができた時点で、ある程度有望視されているといいでしょう。
だからとはいえ、油断して良い理由にはなりません。
逆を言えば、やはり不採用になっている人も存在するのです。
思い出してください。
採用枠には、限りがあることを。
最終面接では、企業の経営陣が登場するはずです。
企業の担い手としてふさわしいかどうか、より厳しい確認をされるでしょう。
たとえ全員が優秀で、企業にふさわしい人物であったとしても、誰かを不採用にしなければいけません。
それが最終面接なのです。
そうとわかれば、まったく油断できないとわかるはずです。
今まで以上に、深いところまで見られるでしょう。
態度やマナーなどが、いっそう重視される傾向があります。
最後の最後まで、気持ちを引き締めておきましょう。
最終面接とはいえ、大きく分けると、2つのケースがあります。
「全員が通過するケース」と「最後の選考であるケース」です。
どちらのケースも、面接官を対応するのは基本的に役員です。
大きく異なるのは、面接で行われる質問の意図です。
全員が通過するケースの場合、最終面接が「確認の場」として実施されます。
「本当に当社で働く覚悟ができているのですね」
「内定を出しても、辞退しませんね」
「入社して大変なことがあっても、すぐ辞めることはありませんね」
応募者の意思を、いま一度、念入りに確認します。
企業の一員として、働く意欲と覚悟を強く見せることが大切です。
企業によっては、最終面接で意思の確認ができれば、その場で入社に関する誓約書や受諾書を書かされることもあります。
この場合、全員が通過する可能性が高くなります。
もう1つのケースは、最終面接という名の通り「本当に最後の選考」として実施されます。
一般的な面接と同様、厳しい質問や答えにくい質問をされ、採用と不採用を決定します。
役員との面接ですから、視点の高い質問が目立つ傾向があります。
さて、どちらの面接になるかは、企業によります。
可能なら、OB・OG訪問の際、先輩に実情を訪ねてみるのもいいでしょう。
先輩たちは、実際に最終面接を経験した経験者です。
あらかじめ情報を知ることで、必要な対策を準備できるでしょう。
面接官とはいえ、採用担当者と役員では、進め方に違いが見られます。
まず、採用担当者が面接官の場合です。
採用担当者が面接官の場合、ひねった面接が行われやすい特徴があります。
集団面接・グループディスカッション・ディベート・プレゼンテーション。
そして、恐怖の圧迫面接です。
答えにくい質問、不愉快な質問など、変化球の質問も目立ちます。
採用担当者は、採用の専門家です。
応募者をしっかり確認するため、面接の形式や質問の種類など、さまざまな手法を使って面接を行う傾向があります。
一方、役員の面接官は、ひねった面接は行われにくい傾向があります。
一言で言えば、役員が面接官をする最終面接こそ、最も普通の面接です。
役員は、あくまで役員です。
採用の専門家ではないため、込み入った手法には詳しくありません。
役員による質問は、ストレートで、シンプルな内容が多い。
自己PR・志望動機・入社してやりたいこと・将来の目標などです。
もちろん役員の目線から確認されるという特徴はありますが、質問自体は、ごく当たり前の内容が目立ちます。
見るべきポイントも、人としての基本を重視する傾向があります。
常識・マナー・若者らしさなどです。
最終面接だからといって、難しく考えないことです。
きちんと目を見て話しましょう。
社会マナーをきちんと心がけましょう。
若者らしく、さわやかに振る舞いましょう。
当たり前のことを、当たり前にするだけです。
最終面接は、誰が面接官になるか、予想しやすいのが特徴です。
一般的に最終面接では、役員が面接官を対応します。
もちろん例外もあるでしょうが、役員が対応する傾向が強いのは確かです。
では、役員は誰かというと、会社概要で確認すればいいのです。
志望企業のウェブサイトを開き、会社概要に掲載されている役員情報について確認しましょう。
役員の写真が掲載されていれば「この人が面接官になる可能性が高い」とわかります。
最終面接の面接官のイメージが具体的になることで、ある程度、心の準備もできるでしょう。
さらに忘れてはならないのは、役員の名前です。
念のため、役員全員の名前を確認しておくといいでしょう。
読み方だけでなく、漢字で書けるようにしておくと完璧です。
事前に役員の名前を覚えておけば、最終面接で、役員の名前を交えて応対しやすくなります。
名前を使って応対できると、コミュニケーション能力が高いと見なされ、高い評価につながりやすくなります。
準備できることは、準備しておくことです。
役員の顔と名前を確認するだけですが、最終面接では、大きな安心が得られるに違いありません。
最終面接とはいえ、特別な服装は不要です。
社会人として、清潔感のある、普通の身だしなみを心がけることが大切です。
さて、いつもどおりの服装で最終面接に挑みたいところですが、ここにも注意があります。
最終面接を迎えるころには、1次面接や2次面接など、スーツやワイシャツをすでに何度も着用しているはずです。
ちょうどしわや汚れが目立ち始める時期ではないでしょうか。
最終面接は、大事な面接です。
しわや汚れが目立つスーツやワイシャツでは、やはり印象はよくないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、クリーニングです。
時間とお金に余裕があれば、最終面接前、スーツやワイシャツをクリーニングに出すことをおすすめします。
しわがきれいになくなり、汚れもしっかり落ちます。
クリーニングの袋から取り出し、のりの利いたワイシャツに腕を通せば、新鮮な気持ちにさせてくれるでしょう。
もしクリーニングが難しければ、自宅で洗濯するだけでもいいでしょう。
しっかりアイロンがけをすれば、しわがきれいに伸び、印象がずいぶんよくなります。
最終面接前は、もう一度、その企業の詳細を研究しておきましょう。
すでに研究済みのはずですが、油断をしないことです。
復習という意味でも、企業のウェブサイトを再確認して、きちんと理解しておくほうが安心です。
このとき、特に確認してほしい項目があります。
社是や社訓です。
社是や社訓は、その企業の経営上の方針・主張・理念・心構えなどを表した言葉です。
企業の軸であり、企業が目指している方向でもあります。
役員たちの視点や考え方を把握しておくことは、重要な課題です。
役員たちは、社是や社訓は常に意識をしているからです。
最終面接前は、社是・社訓をしっかり復習しておきましょう。
どのくらい復習すればいいかというと、暗記できるくらいです。
役員は、社是や社訓を常に意識しています。
そのため役員による面接では、社是や社訓について尋ねてくる可能性がいつもより高くなると考えられます。
社是や社訓を聞かれたとき、すらりと言えるのは、間違いなく好印象です。
企業を褒めるわけではありませんが、少なくとも、企業の軸の部分を理解している様子は伝わります。
また、別の質問に回答するときも、社是や社訓を交えて話せば、役員たちをうならせることができるでしょう。
経営的素質が備わっているような雰囲気が出るからです。
企業に適した人物であるとアピールするには、大切なネタの1つになるはずです。
面接では、限りなく黒に近い茶髪なら、許容範囲として認められるでしょう。
あくまで、黒に近い状態であることが条件です。
もちろん面接では、基本的に黒髪が基本です。
無理に茶髪にする必要はありませんが、限りなく黒に近い茶髪なら、違和感はほとんどなくなるでしょう。
若い面接官なら、比較的、違和感なく受け入れる傾向があります。
ただし、役員による最終面接では、特に慎重になる必要があるでしょう。
面接官が年配の場合、古い考えを持っていることがあり、わずかな茶髪でも敏感に反応する傾向があります。
わずかな茶髪でも、不快感を抱く傾向が、若い面接官以上に高いと考えていいでしょう。
したがって、確実に安全圏を狙うなら、完全な黒髪がベストです。
黒髪は「地味」「田舎くさい」「重く見える」などと思う人が多いのですが、年配の役員にとっては逆です。
「知的」「真面目」「落ち着いている」など、若者らしい印象を抱きます。
黒髪のほうが、まだ何色にも染まっていないフレッシュな若者に見えるもの。
白髪の多い年配者だからこそ、黒髪がいっそう輝いて見えるのかもしれません。
余計なこだわりは、就職活動の妨げになります。
最終面接で確実に安全圏を狙うなら、事情がないかぎり、しっかり黒髪に戻したほうが安心です。
役員が最重視するのは何でしょうか。
役員が最重視するのは、人としての基本です。
つまり、人間性です。
もちろん知識や技術などの能力も大切ですが、それだけでは不十分です。
たしかに知識や技術は、仕事力にかかる重要な要素です。
しかし、そうした知識や技術は、土台となる人間性があってこそ発揮されるものです。
人間性さえしっかりしていれば、知識や技術が多少劣っていても、あとからしっかり努力すれば身につけることができます。
そのため役員は、知識や技術などの「能力」より、素直や信頼などの「人間性」を重視する傾向があります。
人間性は、ほかの面接でも重視ですが、最終面接では最重視されると考えていいでしょう。
役員は、年配者が多い。
人と関わる、数多くの現場を見てきています。
だからこそ、仕事をするうえでは、能力以上に人間性が重要であることを悟っています。
最終面接では、きちんとした人間性をしっかり見せて、攻めていきましょう。
たとえば、素直・信頼・誠実・真面目・真剣などです。
挨拶・礼儀作法・言葉遣いも、人間性の1つです。
これらは、社会に出て働こうとするときに重要なポイントです。
地味に思えるかもしれませんが、どんな仕事でも大切になる基本です。
本気になった言葉に、余計な飾りは不要です。
小手先のテクニックに頼るのではなく、心の底から本音で語ったほうが、メッセージはスムーズに伝わります。
「能力に足りない点は多少あるが、人としての基本はしっかりしている」
そう思ってもらえれば、高い評価につながるでしょう。
最終面接は、高級な雰囲気のある部屋で行われる場合があります。
豪華な社長室や応接室などです。
今までの椅子とは違い、高級感のある椅子かもしれません。
今までのドアとは違い、格式のあるドアかもしれません。
豪華な雰囲気のある部屋とわかれば「特別なマナーも必要になるのではないか」と思う人もいるかもしれません。
深読みしそうになりますが、ここが重要なポイントです。
たとえ豪華な社長室や応接室でも、やはり部屋であり、特別なマナーが存在するわけではありません。
高級感のある椅子であれ、椅子であることに変わりありません。
格式の高いドアであれ、ドアはドアです。
豪華な雰囲気に圧倒されず、いつもの入退室のマナーを心がけましょう。
もし、スリッパに履き替える必要があれば、事前に案内があるはずですから、難しく考える必要はありません。
落ち着いて基本に従い、礼儀正しいマナーを心がけましょう。
面接で登場する椅子とはいえ、タイプがさまざまです。
中には、肘掛けの付いた椅子が登場することもあります。
肘をもたせかける部分があれば、肘を置きたくなるでしょう。
肘を置くほうが姿勢は楽になり、ゆったりした姿勢になれます。
もちろんプライベートなら、肘掛けに肘を置いてもいいのですが、面接では注意が必要です。
いくら肘掛けがあるとはいえ、面接では肘を置かないほうが得策です。
理由は単純です。
横柄な態度に見えやすいからです。
肘掛けに肘を置いた様子を想像してみてください。
悪気はなくても、面接官に「横柄な態度をしている」と誤解されるのは残念でしょう。
面接では横柄な態度を避け、礼儀正しい態度を心がけることが大切です。
したがって、面接で肘掛けの付いた椅子が登場しても、肘を置かないほうが得策です。
たとえ面接官から「どうぞ楽にしてください」と言われたとしても、同じです。
では、肘掛けの付いた椅子が登場したときには、どうするか。
特別なルールはありません。
男性の場合は、足は肩幅に広げ、手は軽く握って、膝の上に置きます。
女性の場合は、両膝・かかと・つま先を付けて、手を重ねて膝の上に置きます。
手を重ねるときは、左手を上にするのが基本です。
面接の基本に従い、当たり前のマナーを心がけましょう。
最終面接は、役員と話ができることに感謝しましょう。
社会人は誰もが責任感を持って仕事をしていますが、中でも特に重い責任を持って仕事をしているのが、役員です。
役員が背負う責任感は、桁外れに大きい。
社長をはじめとする役員たちは、会社の経営に関わる仕事を繰り返しています。
社員全員の生活を背負っていて、1つ1つの判断に企業の将来が関係しています。
株式を公開している株式会社なら、株主への配当も必要です。
配当をするためには、毎年、利益を上げ続けなければいけません。
役員は、自分の立場だけでなく、株主・企業・社員などの立場も考える必要があるため、特に責任が重大なのです。
その重い責任のある仕事の1つとしてあるのが、最終面接。
貴重な時間を割いて、どの応募者が社員としてふさわしいかを、責任を持って評価しようとします。
応募者は重要人物であると見なされ、貴重な時間の中にいます。
とてもありがたいことだと思いませんか。
役員が貴重な時間を割いて、責任を持ってあなたを評価してくれます。
高い肩書を持つ人と会って話ができるだけでも、貴重な経験です。
責任を持って面接をしてくださるのですから、まず面接に対する感謝が必要です。
面接の最初の質問に答える前、事情がないかぎり、ぜひ役員たちに感謝を伝えてください。
「お忙しい中、貴重な時間を割いて面接をしていただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」
感謝を伝えてから質問に答えるといいでしょう。
感謝をして迷惑になることはありません。
これだけで応募者の印象は非常によくなります。
面接の冒頭から注目が集まり、一歩リードできるでしょう。
最終面接で最もよくありがちな失敗は、萎縮です。
採用担当者とは普通に話ができても、相手が役員となると、高い肩書に恐縮して、普通に接しにくい場合があります。
面接官は、会社を代表する人物。
これまでの人生で、役員と対面して話す機会は、ほとんどなかったのではないでしょうか。
雲の上のような立派な肩書に萎縮して、目をそらしがちになる。
たしかに肩書や風格など、いかにも「企業の代表者」という雰囲気があれば、恐れ多い気持ちになるでしょう。
しかし、ここが正念場です。
たとえ相手が役員であれ、むやみに物おじしないことです。
むしろ相手が役員だからこそ、堂々とした態度が必要です。
堂々とした態度から、ぐいぐい成長する将来性を感じ、高く評価してくれるでしょう。
萎縮しそうになれば「正念場だ。しっかりしろ」と自分に言い聞かせ、むちを打ちます。
背筋を伸ばして、正しい姿勢を心がける。
しっかり前を向き、相手の目を見る。
明るく元気な声で、はきはき話す。
若者らしい、すがすがしく爽やかな雰囲気を出します。
相手がどんなに偉い人でも、話をするときは、堂々とした態度が必要です。
「最近の若者にしてはしっかりしている」という印象を与えることができれば、合格です。
最終面接まで来た応募者は、全員、入社意欲にあふれる人ばかりです。
入社意欲にあふれる人物だから、最終面接まで来ることができました。
問題は「この応募者の中から、誰かを選ばなければいけない」ということです。
面接官の立場になって考えてみてください。
最終面接まで来ただけのことはあり、どの応募者も立派で、差がほとんどない状況です。
では、どこを決め手にするかというと、より入社意欲の強い人を選ぶ傾向があります。
強い入社意欲のある人には、将来性を感じ、企業に貢献してくれる期待ができるからです。
そこで応募者に必要なのは「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることです。
すでに入社意欲はあるでしょうが、さらに強く伝えるのです。
「多くの企業を研究したが、自分に合っているのはこの企業だけ。ほかにはない。この企業しかない」
そうしたメッセージやニュアンスを伝えることができれば、役員たちの心をぐっと動かせます。
「この企業しかない」というメッセージは、企業のトップである役員たちにとって、特に嬉しく感じます。
将来にわたって、企業に貢献してくれそうだと思うのです。
もし、少しでも入社意欲に迷いがあると、面接官は不安になり、選考が不利になるでしょう。
じっとしていては評価されません。
迷いのない入社意欲を、しっかり見せることが大切なのです。
役員たちは、応募者たちに何を思っているか。
それは、期待です。
「この人たちが、会社に勢いを与えてくれればいいな」
「しっかり働いて、将来のリーダーになってほしい」
「できれば全員を採用して、将来企業を引っ張る人材に育ってほしい」
大きな期待を持って、面接を対応しています。
会社を支える人材であることを願いながら、面接を受けています。
さて、期待されていることに気づいて終わりにするだけではいけません。
期待されているとわかれば、それに応える姿勢を見せましょう。
「企業をもっと大きくさせたい。もっと有名企業にしたい」など、明るく前向きな発言をすることです。
ありったけの就業意欲を見せましょう。
明るい将来につながる言動を見せれば、役員はさらに期待を抱くでしょう。
「自分が会社を引っ張っていく」という強気の発言も、役員としては嬉しく感じるものです。
この応募者が入社すれば、活躍してくれそうだという期待を高めることができれば、印象的になるでしょう。
若者らしく、活力にみなぎった様子を見せましょう。
最終面接だからといって、役員が登場するとは限りません。
まれなケースですが、最終面接でも、役員ではない人が面接官を担当する状況が報告されています。
特に大企業の最終面接では、役員は登場しない場合が比較的多いようです。
最終面接の面接官が、役員かそうではないかで、対応も少し異なってくるでしょう。
「最終面接だから役員に決まっている」と思い込まず、念のため、確認しておくと安心です。
たとえば、OB・OG訪問です。
先輩が経験した役員面接の状況を尋ねれば、過去の実績を確認できます。
先輩の状況が自分のときも当てはまるとは限りませんが、参考にはなるでしょう。
さらに複数人の先輩から過去数年間の実績を確認すれば、予想の信頼を高めることができます。
最終面接に登場する役員は、企業の経営陣です。
たとえ経営陣であれ、基本的にいつもの様子で話していいでしょう。
ただし、役員による最終面接では、相手が食いつきそうな話題を選ぶのが得策です。
コミュニケーションは、相手に合わせた話題を出すと、会話が弾みやすくなります。
この点を踏まえて、役員から好感を得やすい話題が2つあります。
歴史と古典です。
歴史とは、過去の真実の結集です。
歴史は、これからの未来を考えるうえで、最高の参考資料。
「歴史は繰り返される」と言います。
過去から学ぶ姿勢があれば、これからも未来が予想しやすくなるのは間違いありません。
年齢の高い役員の中には、歴史を好む人が目立ちます。
とりわけ、戦国武将の話題は格別です。
国を制覇する武将たちの生きざまが、自分と重なるのかもしれません。
戦国武将の話題を出せば、役員は興奮気味で食いついてくる可能性があります。
古典文学・古典音楽など、古くから語り継がれている芸術には、ひときわ深い味わいがあります。
評判を得て、長期間にわたり売れ続ける作品には、国や時代を超えた、普遍的な原理原則が含まれているのでしょう。
古典に対するたしなみをアピールすれば、古きものから学ぶ姿勢が感じられ、年齢の高い役員から好感を得やすくなるのです。
さて、機会があれば、さりげなく話に盛り込むといいでしょう。
大切なことは、古き良きものを守りつつも、新しいものに挑戦していく姿勢を見せること。
強引に出す必要はありませんが、さりげなく古典や歴史の話題を会話に盛り込めば、役員を驚かせられるはずです。
「なかなか深みのある若者だ」と思われ、数値化できない将来性を感じてくれるはずです。
どんな趣味を持っていますか。
若者なら、やはり若者らしい趣味があるでしょう。
音楽鑑賞・スノーボード・海外旅行・カラオケ。
人気アーティストのライブに参加したり、朝まで親友と語り合ったりすることもあるでしょう。
若者らしい趣味には、勢いや活気があふれて、素晴らしいですね。
ただし、若者らしい趣味の中でも、役員にとって理解が難しいことなら、注意が必要です。
たとえば、髪の脱色、ヒップホップ、食べ歩きなどです。
もちろんそうした趣味が悪いわけではありません。
どんな趣味を持とうが、個人の自由です。
ただ考慮してほしいのは「役員に正しく理解されやすいかどうか」という点です。
誤解や偏見につながりやすいテーマを話すと、内容を正しく理解されず、採用に悪影響を及ぼす可能性があります。
最終面接で特に重視されるのは、企業の担い手としてふさわしいかどうかです。
真剣な気持ちがあるにもかかわらず、企業の担い手として適さないと誤解されるのは、避けたいでしょう。
役員とは、年が大きく離れているはずですから、その点を考慮して話題を正しく選択しましょう。
役員に理解しにくいと思われる話は、無難に避けておくほうが安心です。
その一方で、役員にも理解しやすい話を優先させたほうが賢明です。
最終面接でも、自己PRや志望動機を聞かれる可能性があります。
自己PRや志望動機は、面接の軸であり、基本です。
基本は、面接の種類にかかわらず、常に聞かれやすいと考えるのが妥当です。
しかし、最終面接になると、応募者は自己PRや志望動機を省略しやすい傾向があります。
あるいは、自分から積極的にアピールしようとしない場合もあるでしょう。
以前の面接ですでに話し終わっているため、繰り返さなくてもいいだろうと思うからです。
その結果、最終面接では自己PRや志望動機が控えめになる状況が起こりがちなのです。
これは良くありません。
最終面接の役員たちは、初めて応募者と対面します。
応募者にとって繰り返しの内容でも、役員にとっては初めて聞く内容です。
たしかに自己PRや志望動機は履歴書に書かれていますが「詳しく知りたい」と思うのは、どの面接官も同じこと。
面接官が異なれば、最終面接であれ、やはり最初から丁寧な説明が必要です。
たとえ最終面接であれ、自己PRや志望動機を聞かれたときは、しっかりアピールすることが必要です。
最終面接でも聞かれる可能性はあるため、しっかり準備しておきましょう。
最終面接では、将来性のある人物を重視します。
向上心が強く、長く企業の利益に貢献し続ける人物を必要としています。
もちろんこれはどの企業も同じことですが、最終面接では特に重視されます。
そこで役員である面接官たちは、応募者の将来性を見極めるため、将来に関する質問をする傾向があります。
たとえば、次のような質問は、事前に聞かれる準備をしておくといいでしょう。
「入社後は、どのような仕事をしたいですか」
「入社して5年後のあなたはどういう姿であるか、教えてください」
「将来、取得したい資格はありますか。いつまでに取得したい考えですか」
突然聞かれるとスムーズに応えにくいですから、事前に考えを整理しておくといいでしょう。
入社後のことをどれだけ真剣に考えているかによって、応募者の潜在的な将来性を確認しようとするのです。
回答は、漠然とした夢より現実的な内容のほうが、説得力があります。
どのような社員になっていたいか、入社後の将来像をしっかり描いておくことが大切です。
役員たちにとって「学生」と聞いて最初に思い浮かべるのは、何か。
やはり学業です。
学業については、1次面接や2次面接ですでに聞かれた内容かもしれません。
しかし、基本である学業がどれだけきちんとできているのか、やはり気になるところ。
役員たちは、勉強に励んだ姿勢や結果などから、応募者の人生に対する姿勢を判断します。
学業への姿勢は、将来における、仕事への姿勢に関係する部分。
「学業を真面目にしたなら、仕事も真面目にするだろう」と期待するのです。
最終面接前には、学業の質問に対する準備を入念にしておくといいでしょう。
特に次の5つの質問は、要チェックです。
この5つの質問は、高い確率で聞かれると思って間違いありません。
自分の学生時代を振り返り、質問にきちんと回答できる準備をしておきましょう。
最終面接では、1次や2次面接とは違い、会話がぎくしゃくする傾向があります。
緊張だけが原因ではありません。
最大の原因は、世代の違いです。
最終面接の面接官は役員である場合が多く、年も高い傾向があります。
多くの場合、50代が中心になるでしょう。
役員には定年がないため、場合によっては60代以上である可能性もあります。
かなり年が離れた人と接するわけです。
自分よりずっと年上であるため、年が離れた人との会話に慣れていないと接し方がわからず、ぎくしゃくします。
世代がまったく違っていても、独特の会話のリズムにうまく合わせて会話できる力が必要です。
では、どうすれば慣れることができるのか。
やはり練習です。
普段から、50代以上の人たちと話をするようにしましょう。
大学の中では、できるだけ50代以上と接する機会を増やします。
病院に行く機会があれば、迷惑にならない範囲で、年配者に話しかけてみるといいでしょう。
「年が離れているから、話ができない」と考えるのではありません。
「年が離れているから、面白く話ができる」と考えることが大切です。
ギャップを楽しむ気持ちを持ちましょう。
前向きな考え方を心がければ、違和感を楽しみながら受け入れられます。
意識を変えると接し方がわかり、独特の会話のリズムにもうまく対応できるようになるのです。
最終面接で担当する面接官のほとんどは、役員です。
代表取締役や取締役など、企業の経営陣が対応することが大半です。
しかも1名ではなく、複数名登場することも珍しくありません。
学生にとっては、恐れ多い存在です。
「絶対に失礼があってはならない」と考えたとき、疑問に浮かぶ1つが、笑いです。
「役員の前で笑うと、軽い人間に見られるのではないか」
悪印象を警戒して、笑いを抑えるべきか、悩む人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、特に抑える必要はありません。
笑うことも、コミュニケーションの1つだからです。
笑う場面にもかかわらず、むすっとしているのは、むしろ不自然ですね。
相手が誰であろうと、話の流れで笑う場面になれば、普通に笑えます。
適度な笑いは、人としての余裕と魅力があふれている印象を与えます。
もちろん非常識な笑い方は控えるべきですが、普通に笑う分には問題ないのです。
ただし、自分からわざと笑いを誘うような話しぶりは避けたほうがいいでしょう。
わざとらしいギャグやだじゃれは不要です。
また、他人の失言や失態などを笑うのも抑えるほうが賢明です。
この注意点については、最終面接に限らず、他の面接形式でも同様です。
あくまで話の流れで笑う場面になったとき、自然に笑う程度が適切です。
最終面接の面接官は、役員です。
事前に役員の立場を想像してみましょう。
経営する立場を想像しておくことで、どんな人物を採用したいと思うのか、把握しやすくなります。
もちろん社会を未経験の学生が、役員の立場を想像するのは困難でしょう。
難しい試みかもしれませんが、最初から完全に諦めると、何も発見がありません。
できる範囲でかまわないので、役員の立場を想像してみる努力が大切です。
理解しようとする姿勢があれば、少しは発見があるかもしれません。
たとえば、アルバイトの店長になった気分で考えてみてはいかがでしょうか。
もちろん肩書は異なり、規模もはるかに小さいですが、立場としては似ている部分がいくつかあります。
運営や管理をする立場であり、責任を背負う立場であり、人を評価する立場です。
少しでも役員に近い立場を想像することで、役員たちの気持ちを理解しやすくなるでしょう。
役員の立場を想像して、どんな回答が喜ばれるか、考えてみましょう。
経営者の見方は、業界や企業によって異なります。
できるだけ志望企業の役員になったつもりで「欲しい」と思う人物像を想像します。
「どういう受け答えが好ましく感じるのか」「どんな人物が、企業の担い手として頼もしく感じるか」などです。
逆の視点から見ることで、面接本番では、よりふさわしい回答をしやすくなります。
「就業意欲を伝えても、経験豊富な役員には通用しないのではないか」
そんな不安を抱く人もいるかもしれません。
社会を未経験の学生にしてみれば、役員たちは、手ごわいボスのように見えるかもしれません。
演技であると思われたり、高く評価してくれなかったりなど、さまざまな不安を抱くことでしょう。
しかし、実際はその逆です。
一般的な状況で考えてください。
年齢の高い役員にとって、学生は子どものようなものです。
役員たちは、学生であるあなたを見ながら、わが子と重ねているでしょう。
就業意欲を持って生き生き語る若者がいれば、年上の役員は心を動かされ、応援したくなるはずです。
就業意欲にあふれる学生は、ダイヤモンドの原石に見えるでしょう。
就業意欲は、どんな面接でも大切ですが、最終面接では特に大切です。
年齢の高い役員は、若い採用担当者とは違い、就業意欲を「若者らしさ」と受け止め、高く評価する傾向があります。
面接官が役員だからこそ、就業意欲を純粋に表現すれば、ストレートに伝わりやすくなります。
伝えても無駄と考えず、むしろ積極的にしっかり伝えましょう。
役員たちは、経営する立場の人間です。
これまでの面接官だった採用担当者とは違い、企業を直接動かす立場の人間です。
会社の方針を決断したり、経営戦略を考えたりなど、常に重大な責任を背負っています。
そのため最終面接では、応募者を険しい表情で見てくる場合があります。
怒っているような表情かもしれません。
眉間にしわが寄っているかもしれません。
にらむような目つきで、あなたを見るかもしれません。
そんなとき、自分まで険しい表情になっていませんか。
私たちは、相手の表情に反応して、自分の表情をつくりがちです。
しかし、役員の表情が険しいからとはいえ、あなたまで険しい表情になるのは良くありません。
応募者の険しい表情を見た役員は、心に不安が生じて、いっそう表情が険しくなるでしょう。
大切なことは、常に明るい表情を維持することです。
役員の表情が険しくても、あなたは明るい笑顔を返すことが大切です。
たとえ、役員がにらむような目つきでも、あなたはまっすぐ前を向き、にこやかな笑顔を維持しましょう。
白い歯を見せた大げさな笑顔ではなく、口を閉じたまま、広角を少し上げた軽い笑顔で十分です。
表情を明るくすることで、明るい雰囲気が漂います。
怒られている場合を除き、表情は常に明るくすることが大切です。
笑顔のある応募者は、大きく成長してくれそうだという期待をします。
社史をご存じですか。
社史とは、会社の歴史を、年代ごとに追って詳しく書き記した本のことです。
企業の沿革を、詳細まで具体的に紹介した本と考えれば、わかりやすいでしょう。
歴史のある大企業では、沿革とはいえ、大規模です。
創業から現在に至るまでの変遷は、まとめるだけで1冊の本になります。
歴史の浅い企業ではあまり見かけませんが、歴史の長い企業では、社史が本として出版されているのは珍しくありません。
もし、就職したい企業に社史があるなら、ぜひ確認してみましょう。
社史は、企業情報が満載であるため、企業研究の強い武器になります。
近場の本屋で見つからなければ、図書館やインターネットなどを活用すると、見つかる可能性があります。
企業研究において、ほかの応募者と差をつけるなら、ここです。
社史は、沿革の詳細だけでなく、秘話や裏話なども掲載されているのが特徴です。
履歴書や面接で社史の話題を出すと、きっと驚かれるでしょう。
社史にしか載っていない情報を織り交ぜて話をすれば、採用担当者は驚くに違いありません。
社員でも知らない情報を応募者が語る様子は、やはり強烈な印象です。
「私より詳しい」「そこまで調べているのか」など、応募者の本気で就職したい気持ちに感心するのです。
最終面接でも、面接の最後には「最後に何か質問はありますか」と聞かれるでしょう。
一般的に、就業意欲が伝わる質問をするのが定番です。
この点については最終面接でも同じですが、できれば、さらに鋭い質問をするといいでしょう。
相手は役員であり、企業の代表者。
最終面接の最後の質問では、今までとは違った視点から質問をするのが得策です。
ポイントは、経営的視点からの質問です。
たとえば、次のような質問です。
「企業規模の拡大を目指す際、社長が意識されていることはどういったことでしょうか」
「働きやすい労働環境を心がけていらっしゃる御社のモットーをお聞かせください」
「東アジアへの進出とのことですが、今後の事業計画についてお聞かせください」
「過去5年間で売り上げが3倍になっています。その要因をお聞かせいただけますでしょうか」
「案内資料の社長のメッセージを拝見しました。○○の点は、具体的にどのような事業活動をお考えでしょうか」
こうした質問をすれば、応募者の高い意識を伝えることができ、役員たちを感心させることができるでしょう。
「鋭い質問。よくぞ聞いてくれた」と思い、喜んで答えてくれるに違いありません。
「最後に何か質問はありますか」という問いは、面接で確実に聞かれる質問の1つです。
事前にしっかり準備をして、スムーズに質問できるようにしておきましょう。
最終面接で起こりやすい油断があります。
「今までの面接が順調だったのだから、最終面接もうまくいくだろう」
そう考える人もいるかもしれません。
これまでの面接が順調に進めば、最終面接もうまくいくと信じたいですね。
もちろん前向きな考えは大切ですし、積極的な姿勢も持ち続けたいところです。
考え方はいいのですが、だからこそ注意なのです。
前向きな考えに偏っていると、今度は油断しやすくなります。
うまくいくと信じる気持ちが気持ちの緩みにつながり、言葉や態度などの注意がおろそかになるのです。
いくら最終面接とはいえ、油断は禁物です。
最終面接で登場する面接官は、役員たちです。
入社の意志が本当にあるのかを確認するため、今までより具体的に質問をされるでしょう。
経営的素質があるのかを確認するため、先見性や責任感などを重視する傾向もあります。
「うまくいくに違いない」と信じつつも「油断はしない」という緊張感だけは持ち続けましょう。
信じつつも、油断しないことです。
最終面接とはいえ、やはり大切なのは緊張感。
部屋から出て、面接が終わりではありません。
家に到着するまで面接です。
最後の最後まで緊張感を保ち、きちんとした対応を心がけることです。