21世紀に入ってから、中国の目まぐるしい成長があります。
中国への留学生も増え、また国内でも中国からの留学生など、よく見かけます。
仕事でも、中国人従業員がいて、一緒に食事をする機会があります。
これからは、世界中の人にとって中華料理のマナーが必要になる時代となるでしょう。
中華料理では、比較的和気あいあいとした雰囲気があります。
むしろ、和気あいあいとするのがマナーでもあります。
妙に堅苦しく形式張るのは、逆に失礼にもなります。
堅苦しい雰囲気は抜きにして、仲を深めようという考え方があるからです。
しかし、です。
中国人は、目上の人への敬う気持ちがしっかりある国です。
言葉遣いや態度に注意しながら接することが必要です。
ここが難しいところなのです。
「和気あいあいとする」というマナーと「目上の人を敬う」というマナーは、ぶつかりやすい。
ここがまず中華料理で、目上の人と食事をするときの難しさです。
和気あいあいとしながらも、目上の人に対して敬う態度は崩さないよう、気を緩めないことです。