上海料理の代表的料理と言えば、やはり「上海ガニ」ですね。
巨大なカニが、まるごと登場です。
どうやって食べればいいのでしょうか。
基本的に、カニの食べ方は自由です。
食べやすいと思う方法で食べればOKですが、特に食べやすい方法の1つをご紹介します。
食べやすくするため、最初にカニの足の部分を全部取っておくことをおすすめします。
カニの足の部分を切り離すときには、強い力が必要です。
足を食べるたびにちぎってもいいのですが、テーブルの上にはほかの食器もあり、危険です。
足の部分を取り払う作業は一度にまとめておくと、後から食べるのが大変楽になるのです。
もぎ取ったカニの足は、好きなタイミングで食べればOKです。
カニをあおむけにします。
左手でしっかりカニを押さえながら、胴の部分を取り剥ぎます。
取り外した甲羅がポイントです。
甲羅の中にたれを入れて、器の代わりにします。
なぜ、皿を使わないのかというと、甲羅の内側にはうまみが含まれるためです。
甲羅にたれを入れると、甲羅に含まれるうまみと混ざり合い、よりおいしくいただけるようになります。
カニ料理でもフィンガーボールが登場することがあるので、汚れた手を洗うようにしましょう。
食べ終わったら甲羅を上からかぶせ、元に戻します。
一般的にカニ料理は、体を冷やす作用があるとされています。
陰陽五行の思想があり、カニは体を冷やす陰にあたります。
カニ料理を食べる際は、体を温める紹興酒やショウガ湯などを一緒に飲む習慣があります。
必ず飲まなければいけないわけではありませんが、カニとの相性は抜群なので、注文してみるといいでしょう。