中華料理は、全般的に「脂っこい」のが特徴です。
そういう文化、食の形式です。
当然脂っこいものを食べていれば、摂取するカロリーも高くなるはず。
だとすれば、中国人は太っている人ばかりになるはずです。
しかし、現実はどうでしょうか。
意外なことに、中国人にはスリムな人が大半を占めています。
私の知り合いにも中国人がいますが、スリムな人が大半です。
なかには太っている人もいますが、脂っこい中華料理の本場で生活をしていれば、太っている人の割合が多くなってもいいはずです。
不思議ですね。
脂っこい料理を食べているのに、なぜスリムな人が多いのでしょうか。
実は、中華料理とともに出される「お茶」が鍵を握ります。
そもそも中華料理といえば、決まってお茶が出てきます。
ウーロン茶やプーアル茶などです。
なぜお茶なのかというと、脂肪分の吸収を和らげる効果があるからです。
お茶に含まれるタンニンやカテキンには、油分を包み込み、腸から吸収されるのを和らげます。
そのため、脂っこい料理を食べているにもかかわらず太りにくいのです。
脂っこい中華料理を食べて、カロリーが気になる場合は、お茶もたくさん飲めばいいのです。
できるだけ渋みの強いお茶をたくさん飲むほうが、タンニンやカテキンも多く含まれるため、脂肪分の吸収に効果的です。