公開日:2010年11月6日
執筆者:水口貴博

立食パーティーの30のマナー

  • 簡単そうで、
    奥が深い立食パーティーのマナー。
立食パーティーの30のマナー

簡単そうで、奥が深い立食パーティーのマナー。

基本的な食事形式としては、テーブルに座って食事をするのが一般的です。
座って食べられるので疲れにくく、長時間ゆっくり話をしながらできるのが良い点です。
しかし、すべてではありません。

重い荷物は、クロークに預ける。

女性なら、肩掛けができる小さなバッグくらいなら許容されます。
ただし、大きな荷物を持っているなら、会場には持ち込まず、受付やクロークなどに預けるようにします。
「自分のものは自分で持ちます」と意固地にならず、素直に預けるのがマナーです。

会場に入るやいなや、いきなり食事に向かわない。

パーティー会場に入ると、さっそく食事を取りに料理台へ向かいたいところですが、これはよくありません。
会場に到着すれば、食事を食べるより先にしなければいけないことがあります。
主催者への挨拶です。

主催者に小さな手土産を持っていくと、喜ばれる上、印象がよくなる。

主催者から立食パーティーに招待されたら、会場に向かう際、ぜひ手土産を持参していきましょう。
大それた手土産である必要はなく、簡単なもので結構です。
持参しなくてもマナー違反ではありません。

飲み食いしながら、会場を歩くのはマナー違反。

立食パーティーでは、大勢の人と立ちながら話をすることになります。
手には、皿やグラスなどを持つことになります。
立っているわけですから、会場を歩くこともありますが、1つ注意したいことがあります。

立食パーティーの成功の鍵を握るのは、服装より靴。

多くの人と会うとなると、やはり力を入れるのは「服装」ではないでしょうか。
立食パーティーでは、長時間立ち続けなければいけない状況です。
座ることはほとんどありません。

立食パーティーでは、いきなり知らない人に話しかけても、好意的に捉えてもらいやすい。

普段の生活で、知らない人にいきなり「最近どうですか」と話しかけると「なんだ、この人」と警戒されます。
危ない人と思われ、警察を呼ばれるかもしれません。
笑い事ではなく、あり得る話です。

最低でも1人は、知らない人に話しかけたい。

立食パーティーでは最低でも1人は、知らない人に話しかけましょう。
知っている人同士で固まるのはよくありません。
それは普段からできることです。

難しく考えすぎない。
まず隣人に話しかけよう。

立食パーティーで誰に話しかけますか。
気さくそうな人に話しかけますか。
同姓の人に話しかけますか。

立食パーティーで面識がない人とは「主催者との関係」という切り口から会話を始めればいい。

「面識のない人とどういう話題で話をすればいいのか」
おそらくこれはすべての人が考える悩みでしょう。
当然面識がない人ですから、何をきっかけに話しかければいいのか、言葉に詰まります。

話が合わない人と、無理に話し続ける必要はない。

「初めまして」
立食パーティーで知らない人に話しかけることは、素晴らしいことです。
しかし、初対面の人に話しかけてみたものの、すべての人と話が合うとは限りません。

早めに到着すれば、主催者との会話の余裕が生まれる。

パーティーが始まってから主催者に挨拶をしようと思っても、うまくいかないことがあります。
パーティーの中心人物である主催者の周りには、人だかりができます。
主催者と話すタイミングがつかみにくくなります。

人との交流が苦手なら、まずアルコールを少し口に含める。

知らない人を目の前にすれば、誰でも緊張するはずです。
パーティーや異業種交流会など、大勢の知らない人に囲まれます。
知らない人に話しかけ、交流の輪を広げなければいけないと頭ではわかっていても、思うように体が動いてくれないことがあります。

きちんと人との交流ができているなら、食事を食べなくてもいい。

「なぜ、立食形式にしたのか」
主催者側の意図を考えてみましょう。
テーブルに座って食事をするのではなく、なぜ、あえて立食形式にしたのでしょうか。

立食パーティーでは、遅刻しても叱られない?

立食パーティーでは、比較的、遅刻に寛容です。
会社の会議などでは開始時間が厳密であるため、遅刻すれば、出席者の迷惑になる場合があります。
その点、立食パーティーでは、開始時間はあるものの、さほど厳密ではありません。

主催者から全体に向けた話の最中は、皿もグラスもテーブルに置くこと。

立食パーティーでは、途中、誰かが会場全体に向けて話をする場合があります。
来場に対する感謝であったり個人の紹介であったりなどです。
立食パーティーの最中は、基本的に会話をしながら食べたり飲んだりできます。

椅子を使うときに気をつけたい3つのマナー。

立食パーティーでは立ちながら食事をするのが基本ですが、椅子が用意されていることがあります。
立ち疲れた人が一時的に休憩するときに使うためですね。
足が疲れてしまえば、誰でも使えます。

自分のグラスを見失わないためのさりげない工夫。

パーティーの最中、グラスをテーブルに置いてお手洗いに向かい、戻ってきたときのことです。
「あれ? 自分のグラスはどれだったかな」
しばらく目を離した隙に、自分のコップがどれかわからなくなった経験はありませんか。

食事で元を取ろうとする考え方は、卒業する。

立食パーティーへの参加には、お金がかかるのが一般的です。
しかも場合によっては、結構な参加費を取られます。
立食パーティーでは基本的に食べ放題であるため、料金が少し高くなってしまうのは当然です。

立食パーティーの立ち位置で気をつけたい3つの場所。

立食パーティーでは基本的に会場内なら、どこでも立って食べていいはずです。
と言いたいところですが、実はどこでも食べていいわけではありません。
マナーとして「ここで食べてほしくない」という場所が3つあります。

「なるほど。これは持ちやすい!」
持ちやすさを重視した皿の盛り方。

通常、皿に料理を盛ろうとすると、皿全体を均一に乗せようとするはずです。
別に悪いわけではありませんが、もっと持ちやすくなるための工夫があります。
ポイントは皿の上です。

これは使える!
グラスの持ち方で、印象がうんとアップ。

グラスの持ち方を変えるだけで、第一印象を変えることができます。
今まで何気なくグラスを持っていたなら、少し工夫をしてみましょう。
第一印象をよくするため、ぜひ次のことを心がけましょう。

したたり落ちる水滴。
冷たい飲み物が入ったグラスの対処法とは。

冷たい飲み物が入ったグラスで困るのは、水滴です。
水滴が発生すると、さまざまな問題が発生します。
第1は、水滴のせいでグラスが滑りやすくなってしまうこと。

仲を深めようと、最初からプライベートな話題に首を突っ込まない。

相手との交流を深めようと思うと、犯しやすい失敗があります。
相手と少しでも早く深い仲になろうとした結果、つい、相手のプライベートまで聞いてしまうのです。
相手のことを知りたい気持ちが強いとはいえ、最初からずけずけプライベートを聞く人は印象が悪くなります。

片手で、皿とグラスを上手に持つ方法。

立食パーティーでは、できるかぎり利き手を空けておくと、何かと便利です。
初対面の人と会えば握手をしますし、会話の最中に簡単な身ぶりがしやすくなります。
しかし、問題なのは、皿とグラスを同時に持つ方法です。

誰の邪魔もしていないからとはいえ、壁際でじっとしているのはマナー違反。

「つまらない」
「面白くない」
「早く帰りたい」

面白くないから、じっとしているのではない。
じっとしているから、面白くないのだ。

「どうも交流パーティーは苦手だ。つまらない」
交流パーティーを苦手とする人は、面白くないから、壁際でじっとしている人がいます。
こういう人は、主催者・会場・出席メンバーなどに問題があるから、面白くないと思っています。

「料理」と「雰囲気」は、交流会に参加するすべての人に共通する話題。

知らない人に話しかけるときには「共通の話題」から入るのがポイントです。
「それはわかっている。共通の話題がうまく見つからないから困っている」
たしかにそうですね。

余裕を作るつもりが、逆になくしてしまった、私の作戦失敗例。

とある交流会でたくさんの人と交流しようと思い、ある作戦を思いつきました。
最初に食事を済ませ、食事を完全に終えてから、交流をしようと思ったのです。
皿・カトラリー・グラスなどを持つ手間から解放され、人との交流に専念できるだろうと思ったのです。

早めに帰る際は、大げさに挨拶しないこと。

用事があって、立食パーティーを最後までいられないことがあります。
招かれたパーティーで、こっそり帰るのはマナー違反です。
少し早めに帰る場合は、主催者に一言断ってから、会場を離れるのがマナーですね。

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