人生では、ふいに不幸な出来事に遭遇することがあるでしょう。
「会社を解雇された」
「詐欺に遭った」
「泥棒に入られた」
「大切なものをなくした」
「旅行先でぼったくりに遭った」
「失恋した」
自分に非があることもあれば、避けようのない事情によることもあります。
「不幸」という響きがあるためでしょうか。
重い話題で、口にするのも気が引けるため、安易に話してはいけないと思われがちです。
話すと、どんよりした雰囲気にもなりそうです。
「話したら、相手に迷惑なのではないか。暗くさせてしまうだけではないか」と思って、控える人もいるかもしれません。
いいえ、不幸話はしてもいいのです。
不幸話だからといって、話してはいけないわけではありません。
つらい気持ちを、いつまでも1人で抱え込む必要はありません。
ただし、不幸話をするなら、ひとつ心がけたいポイントがあります。
「できる範囲で明るく話すこと」です。
不幸話は、できる範囲で明るく話してみましょう。
少し笑顔を添えて、軽やかに話してみるのがポイントです。
もちろんどん底まで落ちているときには無理をする必要はありません。
話したくないときには話さなくてもいいのですが、少しでも余力があるなら、明るく話してみてください。
不幸な出来事でも、明るく話せば、聞く側も受け止めやすくなります。
「急に解雇されちゃったんだよね。まさかの失業だよ。これから大変になるなあ。どうしようかなあ」
そんなふうに明るく話せば、相手もすっと受け止めてくれ、リアクションもしやすくなります。
「大変だったね。無理しないでね。何か力になれることがあれば言ってね」と、前向きな流れになっていくでしょう。
「知り合いの会社が人を探しているけど、良かったら紹介しようか」と、思わぬ展開になることもあるかもしれません。
明るく話せば、相手に笑ってもらえることもあるでしょう。
少しでも笑いに変えられれば、つらさもいくらか和らぎます。
明るく話すことには、もうひとつ良いことがあります。
自分自身も元気になってくるのです。
聞いてもらえるだけでも、ほっとするものです。
つらい気持ちを言葉にすると、心が楽になります。
話すうちに気持ちが整理され、くよくよした気持ちも少しずつ軽くなるのです。
さらには、前に進むエネルギーも湧いてくるでしょう。
「よし、ちょっと頑張ってみよう」「大変だけど、乗り越えられそうだ」と思えるようになります。
明るく話すことで、乗り越える力にもつながるのです。