心の動き、体の調子、頭の中。
ばたばたしているときには、自分の状態がよくわかりません。
「自分自身のことだからわかるに決まっている」と思うかもしれません。
ところが、意外とわからないものです。
忙しいからです。
ばたばた忙しくしているときは、目の前のことで精いっぱいで、自分のことを客観的に振り返る余裕がありません。
疲れていても平気だと思い込んだり、いらいらしていてもそれに気づかなかったりします。
仕事に集中しているのはいいのですが、その分、自分の状態を確かめることが後回しになっています。
ばたばたしているときに、自分の心や体を冷静に見るのが難しいのです。
自分の状態を知るには、ぼうっとすることが大切です。
仕事中、いったん手を止め、ぼうっとする時間をつくってみてください。
時間に余白が生まれると、自分の状態がよくわかるようになります。
「ちょっといらいらしているな」
「少し疲れがたまっているかもしれないな」
「小腹がすいているな」
「頭がごちゃごちゃしているな」
ぼうっとしながら自分を振り返ると、心や体の状態が見えてくるようになります。
自分の状態がわかると、次にやるべきことも見えてきます。
「ちょっといらいらしているな」と思ったら、外の空気を吸いに行くといいでしょう。
「少し疲れがたまっているかもしれないな」と思ったら、休憩を取ってみるといいでしょう。
「小腹がすいているな」と思ったら、軽食を取ってみてはいかがでしょうか。
「頭がごちゃごちゃしているな」と思ったら、考えていることを紙に書き出し、整理してみましょう。
結果として、ミスや失敗を防ぐことにもつながるはずです。
忙しいときには、ぼうっとする時間をつくるのは難しいかもしれません。
ほんの短い時間でいいのです。
数秒や数分でもかまいません。
ぼうっとすることにも意味があります。
忙しいときほど、ぼうっとする時間をつくることが大切なのです。