「誰も見ていないから」
そう思って、こっそり良くないことをしている人がいます。
マナー違反、ルール違反、不正行為。
人目のあるところでは礼儀正しく振る舞いますが、人目のないところでは、本性を現したかのように、良くない行為をするのです。
本人は「誰も見ていないから大丈夫」と思っています。
誰も見ていないなら、叱られることもなければ、罰せられることもないように思えます。
ここに誤解があります。
1人きりの環境でも、実は見ている人がいます。
「自分」なのです。
たとえ人目の届かない個室や密室であっても、自分の行いは自分が見ています。
しかも誰より近くで見ているのです。
誰も見ていないからといって良くないことをすると、自己肯定感が下がります。
「私は誰も見ていないときに良くないことをする人間だ」という思いが残るからです。
自分の中に、嫌な記憶も刻まれます。
その結果、自分に対する信頼も揺らいでくるのです。
「誰も見ていないから大丈夫。何も問題ない」と思っても、実際は自分が見ているし、悪影響もあります。
心の中では自己評価が下がっているのです。
ここに気づくことが大切です。
誰も見ていないときでも、きちんとすることです。
良心に恥じるような行いは避けることが大切です。
そうすることで「私は誰も見ていないときでも、きちんと振る舞える人間だ」という実感が生まれます。
自分の中に良い記憶も刻まれます。
そうした小さな積み重ねが自己肯定感を高め、自分に対する信頼にもつながります。
「私は自分が好きだ」と、心から思えるようになるのです。
誰も見ていないときは、むしろチャンスと思ってください。
自分に対する信頼を高める機会なのです。