新幹線でリクライニングを倒すとき、どうしていますか。
一般的には、後ろの人に「背もたれ、倒してもいいですか」と断りを入れることが多いのではないでしょうか。
リクライニングを倒すときは後ろの人に一声かけるのが、昔からのマナーとされています。
実際そういうマナーを心がけるよう、車内でアナウンスもされていました。
ところが現在、このマナーが変化しつつあります。
2024年現在、鉄道各社では、後ろの人への声掛けを推奨するアナウンスはなくなりました。
つまり「良いマナー」という位置づけから外れ「賛否両論」という状況となっています。
声をかけられることを不快に思う人が増えました。
映画や音楽を楽しんでいる人は、イヤホンを外して聞き直さなければいけません。
突然声をかけられることに抵抗感を覚える人もいます。
また後ろの人が眠っている場合、声をかけようにも難しい状況があります。
そもそもリクライニングは、後ろに倒れるように設計されているので、普通に倒しても問題はないはずです。
もちろんまだマナーとして存在はしていますが、賛否両論が続いている状態です。
現在は必ずしも良いマナーとは言えなくなっている点に注意が必要です。
言葉や常識は時代とともに変化することは有名な話ですが、これはマナーについても同じです。
マナーも、時代とともに変化します。
以前はグッドマナーとされていたことが、逆にバッドマナーに変化するといった真逆現象もあり得ます。
「昔からマナーとしてこうしている」という考え方には注意です。
昔から続いているマナーだからといって、今も良いマナーとは限りません。
マナーの変化に敏感になっておきましょう。