自分に言い聞かせようと、前向きな言葉を口にすることがあるものです。
たとえば、気合を入れたいとき「よし、頑張ろう!」と口に出すことがあるでしょう。
踏ん張りたいとき「まだまだこれから!」と口にすることがあるかもしれません。
それはいいのです。
自分に言い聞かせることは悪いことではありません。
前向きな言葉を自分に言い聞かせることで、元気が出たり、気持ちが奮い立ったりする効果があります。
自分で自分の背中を押すということです。
しかし、自分に言い聞かせるとはいえ、いつでも何でも口にすればいいというわけではありません。
時と場に応じて、注意が必要になることもあります。
たとえば、相手の言動に対して、いらいらする場面があるとします。
その直後、自分を落ち着かせるつもりで「我慢、我慢」と口にしたとします。
これを相手が聞いたら、どう感じるでしょう。
「私のことで怒っているんだな。感情を抑えようとしているんだな」と思い、強いストレスを感じるでしょう。
自分に言い聞かせるとはいえ、相手のいるところで「我慢、我慢」と口にすると、聞こえよがしに言っているようで悪印象です。
悪気はなくても、相手からすると、嫌みに聞こえます。
ますます空気が険悪になり、これはこれでトラブルに発展しかねないのです。
こうしたときは、心の中で言い聞かせるのが得策です。
口に出さなければいいのです。
心の中なら、どれだけ言い聞かせても、相手の耳には届きません。
きちんと口に出したいときもあるでしょう。
声に出すなら、相手のいないところですることです。
いったんその場を離れ、1人になれる場所に移動しましょう。
相手のいないところで、独り言のようにつぶやくなら問題ありません。
自分に言い聞かせるなら、相手に聞こえないようにする配慮が必要なのです。