誰にでも触れてほしくないことがあるものです。
いわゆる、タブーです。
「トラウマ」「過去のつらい体験」「思い出したくない記憶」といってもいいでしょう。
うっかり相手のタブーに触れてしまうと、嫌な記憶を思い出させ、不快な思いをさせてしまいます。
会話がぎくしゃくして、雰囲気も悪くなってしまうのです。
コミュニケーションでは、あえてその話題を避けながら話をするはずです。
しかし、タブーに触れてはいけないのは、人に対してだけではありません。
自分に対しても、触れてはいけないのです。
人のタブーには気をつける一方で、自分のタブーには無頓着な人がいます。
嫌な記憶を何度も振り返ったり、思い出したくない出来事をわざわざ掘り返したりするのです。
自分で自分のタブーに触れないことです。
自分で自分の心の傷をえぐらないことです。
嫌な記憶を思い出せば、不快な気持ちになります。
ため息が出たり、どっと落ち込んだり、時には涙が出たりするのです。
人のタブーには触れないように、自分のタブーにも触れないようにしましょう。
思い出したところで嫌な気持ちになるだけで、精神衛生上もよくありません。
自分のタブーに触れそうになったら、あえて別のことをして、気を紛らわせましょう。
好きな音楽を聴いたり、おいしいものを食べたり、趣味に打ち込んだりすればいいのです。
嫌なことから意識が離れ、気持ちも前向きになります。
「タブーに触れない」という心がけは、人にも自分にも共通です。