執筆者:水口貴博

大人の対応ができる人になる30の方法

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うっかり言いすぎたときは、すぐ発言を撤回して謝る。

うっかり言いすぎたときは、すぐ発言を撤回して謝る。 | 大人の対応ができる人になる30の方法

うっかり言いすぎてしまった経験はありませんか。

議論が白熱して言い合う状況になると、つい感情的になるもの。

うっかり言いすぎてしまい、相手を傷つけることがあるでしょう。

暴言を吐いたり悪態をついてしまったりです。

「しまった!」と焦ることになり、嫌な空気が流れます。

その場で言いすぎたことに気づくこともあれば、いったん時間を置いてから気づくこともあります。

人は誰でも過ちを犯すものであり、それは発言においても同様です。

自分の失言を悔やむことがあるのではないでしょうか。

さて、言いすぎたことに気づいたらどうするか。

ここが運命の分かれ道です。

謝罪を後回しにするのはNG

よくあるのが「今度会ったときに発言を撤回して謝ればいいだろう」というケースです。

謝るだけまだいいのですが要注意です。

今度会うのはいつになるかわかりません。

しばらく会わないままになるかもしれません。

二度と会わないことになる可能性もゼロではないでしょう。

ショックの言葉は、言うほうは平気でも、言われた側はずっと覚えているものです。

相手の胸にぐさりと突き刺さったままになります。

謝罪を後回しにしていると、今度会うときまでショックの言葉に悩まされ続けることになります。

そのままにしていると、2人の関係にひびが入り、関係修復が難しくなります。

取るべきアクションはただひとつです。

うっかり言いすぎたときは、すぐ発言を撤回して謝りましょう。

謝罪の言葉は、スピードが命

謝るのが遅くなると、謝罪の効果も半減します。

謝罪の言葉は、スピードが命です。

1分1秒でも早く謝ることを意識してください。

謝罪の言葉は早ければ早いほど、相手が悩む時間も短くなります。

タイミングを逃すと「今さら謝っても遅い」と思われることもあります。

わびる気持ちがあるなら、できるだけ早いに越したことはありません。

会話の途中で言いすぎたことに気づいたなら、その場ですぐ発言を撤回して謝りましょう。

「今のは言いすぎました。ごめんなさい」という一言でいいのです。

謝罪の言葉は、早ければ早いほど傷が浅くて済みます。

相手がまだ近くにいるなら、走って追いかけてでも謝罪することです。

大げさに思うかもしれませんが、謝るというのはそのくらい急ぐべきことです。

相手と直接会えないなら、電話でもメールでもいいので、すぐ連絡を入れておきましょう。

明日ではなく、当日中に連絡を入れるのが賢明です。

夜が遅いなら、メールにすればいいことです。

残念ながら、言葉を撤回したところで相手の記憶には残るでしょう。

一度相手に届いた言葉は取り消しが難しい。

ショックの言葉であればあるほど、謝罪・撤回に関係なく、長く引きずることになるはずです。

それでも何もしないでいるより、きちんと謝っておくほうがよい。

許してくれるかどうかは相手次第ですが、少なくとも何もやらないでいるよりは賢明です。

口に出してしまったことは仕方ありませんが、きちんと謝罪して、誠意の姿勢を見せることは大切です。

大人の対応ができる人になる方法(14)
  • うっかり言いすぎたときは、すぐ発言を撤回して謝る。
お使いを頼んで違った商品を購入されても、腹を立ててはいけない。

大人の対応ができる人になる30の方法

  1. 不機嫌になるところを笑顔で対応するとき、あなたは大人に成長する。
  2. 批判に批判で返すのは、子どもの対応。
    批判に感謝で返すのが、大人の対応。
  3. 「下手」「できない」「わからない」が言える大人は、かっこいい。
  4. 挨拶をして返してこない人にはどうするか。
  5. 同じことを2回言わされることになっても、文句を言わない。
  6. 大げさな表現に要注意。
    大げさな数字や言葉は使えば使うほど、話の信用が低下する。
  7. 法律に反してなくても、モラルに反することはしない。
  8. 多数決で決まったことに文句を言わない。
  9. 無益なアドバイスをもらっても、冷たいリアクションは控えておく。
  10. 断られたとき、捨てゼリフを吐かない。
    断られたときこそ、感じのいいセリフを心がけよう。
  11. 窓口の人だからといって、横柄な態度になっていないか。
  12. 下品な人には、上品に接するのが大人の対応。
  13. 集中している人には、できるだけ声をかけない。
    声をかけるなら、細心の注意を払う。
  14. うっかり言いすぎたときは、すぐ発言を撤回して謝る。
  15. お使いを頼んで違った商品を購入されても、腹を立ててはいけない。
  16. 電話で「お世話になっております」と言っておきながら名前を伺うのは不自然。
  17. 社交辞令を言うのはいい。
    社交辞令ばかり言うのがいけない。
  18. 「ゆっくり」を意識するだけでは不十分。
    スピードを調整できてこそ、大人。
  19. 品のある人とそうでない人の差は、食べ放題のとき現れる。
  20. 謝罪のときは、余計な言い訳をしないのが、大人の対応。
  21. 予約の間違いがあったとき、ぐだぐだ言わない。
    先にこちらから謝っておくのがスマート。
  22. 人の幸せは、素直に祝福するのが大人の対応。
    劣等感や嫉妬心があっても、余計なことは言わない。
  23. 「そうですね」の一言を省くと、返事がスマートになる。
  24. 大人は「まずい」「つまらない」を「合わない」に言い換える。
  25. 結露の水滴で濡れたテーブルに、腹を立てない。
  26. 「誰のおかげで」と心で思っても、口に出さないこと。
    恩着せがましい人は嫌われる。
  27. 警察官から職務質問で呼び止めても拒まない。
    「市民の義務」として素直に応じる。
  28. 段取りの悪いパーティーは、文句だけ言っても仕方ない。
    許される空気があるなら、できる範囲で協力する。
  29. 離婚報告をすると、みんな暗いリアクションを返す。
    明るい言葉をかけることもあっていい。
  30. 負けたときにかっこいいのは、笑顔で相手の勝利をたたえること。

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