執筆者:水口貴博

逆境を乗り越える30の方法

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夜型と思っているのは、生活リズムがずれているだけではないのか。

夜型と思っているのは、生活リズムがずれているだけではないのか。 | 逆境を乗り越える30の方法

「もともと私は夜型だから」と言う人がいます。

実際に夜型の人がいるのはたしかです。

DNA解析では、朝型・夜型に関係する遺伝子が見つかっています。

夜のほうが調子が良くて、仕事も勉強も夜のほうスムーズに進む人もいるでしょう。

しかし「もともと私は夜型だから」の「もともと」には要注意です。

もともと夜型だと思っている人にありがちなのは、生活リズムがずれているパターンです。

人には体内時計があります。

日頃から夜更かしを繰り返していると、だんだん生活リズムが崩れていき、調子のいい時間帯が昼から夜にずれてきます。

研究によると、人間の体内時計は、24時間より少し長いことがわかっています。

個人差もありますが「およそ24時間10分」とされています。

地球の自転周期とは少しずれが生じているのです。

もともと朝型の人であっても、油断しているとだんだんリズムが崩れていき、日中から夜中にずれてしまいます。

その結果「夜のほうが調子が良い」と誤解して、自分は夜型であると思い込むことがあるのです。

人は元来、昼型の生活を送っている生き物です。

20万年前ホモサピエンスが誕生したとき、私たちは夜になれば寝て、昼になれば起きて活動する生活を送ってきました。

人類史を振り返ったとき、電球が発明されたのはまだ最近のことです。

エジソンが白熱電球を発明したのは1879年です。

人類が明るい夜を手に入れ、夜にも活動ができるようになったのは、ここ100年あまりのことにすぎません。

もともと夜型と思っているなら、実は生活リズムがずれているだけである可能性があります。

昼夜逆転の生活を送っていると、肥満や病気になりやすいこともわかっていて、軽視できません。

夜勤の多い仕事では、日中に仕事をする人に比べて、さまざまな疾患にかかりやすく、健康リスクが上昇することは有名です。

思い込み・勘違いほど怖いものはありません。

もともと夜型なのか、それとも生活リズムがずれて夜型になっているだけなのか、いま一度チェックしてみてください。

生活リズムを整えれば、実は夜中心より昼中心の生活のほうが快適で、高いパフォーマンスを発揮できる可能性があります。

逆境を乗り越える方法(13)
  • 本当に夜型なのか、生活リズムがずれて夜型になっているだけなのか、区別する。
間違えるから慌てるのではない。
慌てるから間違える。

逆境を乗り越える30の方法

  1. 「もうダメだ」に続く言葉は「でも諦めない」。
  2. 簡単にうまくいったら、つまらない。
    なかなかうまくいかないから、面白い。
  3. 追い抜かれることがあっても、慌ててはいけない。
    最後までマイペースを貫くこと。
  4. できない理由を探すのではない。
    できる理由を探すのだ。
  5. 集中力を鍛えるのではない。
    集中力の阻害要因をなくすのだ。
  6. 「理解されなかった」と、くよくよするのではない。
    「理解できない相手だった」と、さらりと流すのだ。
  7. 体調が悪いときこそ、○○。
  8. 歌川国芳は、規制を生かすことで芸術を生み出した。
    規制とは、芸術性を高める起爆剤。
  9. 「解決策はない」と諦めた瞬間、解決策がなくなる。
    「解決策はある」と信じている限り、解決策がある。
  10. 追い出されているのではない。
    背中を押してくれているのだ。
  11. 選択肢は、選ぶためにあるのではなく、増やすためにある。
  12. 「大変、大変」と騒いでいると、ますます大変になる。
    「大丈夫、大丈夫」と笑っていれば、本当に大丈夫になる。
  13. 夜型と思っているのは、生活リズムがずれているだけではないのか。
  14. 間違えるから慌てるのではない。
    慌てるから間違える。
  15. 逆転は、1点差より10点差のほうが起こりやすい。
  16. 恥じらいがなくなるのは、勇気ではなく、心の老化現象。
  17. 敗者復活戦がないくらいで諦めない。
    自分で作ればいい。
  18. ストレスで頭がいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断する。
  19. 謝っても死ぬことはない。
    命までは取られない。
  20. わくわくしながら迷うなら、両方選べばいい。
    もやもやしながら迷うなら、両方選ばないほうがいい。
  21. 大人だから、泣くのを避けるのではない。
    大人だから、泣く機会が必要。
  22. 何事も最初が一番大変で、後から楽になる。
  23. 不安と面白いはセットになっている。
    面白いことをしたいなら、不安を受け入れること。
  24. 泣いて笑って生きるのが人生。
    泣き顔の後には、笑顔がやってくる。
  25. 誰かに裏切られても、やけになってはいけない。
    あなただけは「信用される側」の人間でいること。
  26. 動きが遅い人をばかにしてはいけない。
    勝てるとは限らないから。
  27. いらいらしたときこそ、勇気が必要なことに挑戦するチャンス。
  28. 負けそうになったら、強気のセリフで切り抜けろ。
    「かわいそうだから、今回は負けてあげよう」
  29. つらいのは気のせい。
    本当はつらくない。
  30. どん底のときは、空を指さして、神様に宣言しよう。
    「今ここから這い上がる!」

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