否定から入るか、肯定から入るか、それが問題です。
何かと否定から入る人がいるものです。
こちらが発言すると「違う」「いや、そうじゃないから」と否定から入ります。
これでは感じのいい会話ができません。
感じの悪い人は、否定から入るのが癖になっています。
話し合いのとき、何でも否定から入ります。
「でも、きっとうまくいかないよ」
「でも、予算が足りないね」
「でも、難しそうだね」
本人に悪気がなくても、相手は良い印象を受けません。
「でも」から入ると否定が続き、会話に嫌な空気が流れてしまいます。
友人とレストランに行ったとき、珍しい料理を見かけたとします。
「カロリーが高そう」「お金がかかりそう」「体に悪そう」など否定から入ります。
否定から入ると、会話の流れが悪くなります。
「この人と話をするといつも否定される」という印象を与えます。
話しかけにくくなることで、人間関係までも悪くなるのです。
大切なことは、肯定から入ることです。
誰もが肯定をされることを望んでいます。
肯定は、コミュニケーションの流れをスムーズにする力があります。
感じのいい人は、肯定から入ります。
話し合いのとき、実現できるかどうかは別として、まず肯定から入ります。
「良いアイデアだね」
「面白そうですね」
「とりあえずやってみて、問題があれば、その都度解決していこう」
相手の意見を受け入れ、前向きに話を進めようとするのです。
実現が難しそうだとしても、否定せず「それも1つのアイデアだね」「そういう考え方もあるね」という言い方をします。
友人とレストランに食事に行って珍しい料理を見かけたら、まず肯定から入ります。
「おいしそうだね」
「食べてみたいね」
「盛り付けがきれいだね」
気になるところがあっても、あえて言いません。
肯定から入ることで、会話に明るい雰囲気が生まれ、話もスムーズに進みます。
何事もまず肯定から入ることで、感じが良くなってきます。
相手の考えにおかしなところがあっても、いったん目をつぶって、話を前に進めましょう。
肯定されると、相手は「受け入れられた」と感じ、好印象を抱きます。
もちろん時には否定を言いたいときもあるでしょう。
何でもかんでも肯定するわけにもいきません。
「ちょっとおかしいんじゃない」「さすがに受け入れられない」と言いたくなるときもあるはずです。
否定したいことがあれば、肯定をした後に行うことです。
たとえば「たしかにそうですね。でも○○という考えもあると思います」と、いったん相手の言い分を肯定してから反論を述べます。
これを「イエスバット法」といいます。
ビジネスからプライベートまで活用できる、コミュニケーション技法の1つです。
最初に肯定してから否定の言葉を続ければ、相手も受け入れやすくなります。