執筆者:水口貴博

感じのいい人になる30の方法

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否定の言葉を使うと、感じが悪くなる。肯定の言葉を使うと、感じが良くなる。

否定の言葉を使うと、感じが悪くなる。肯定の言葉を使うと、感じが良くなる。 | 感じのいい人になる30の方法

あるとき人から注意を受けることがあります。

「満席で申し込めません」

「前から入らないでください」

「ふたをあけないでください」

意味はわかります。

意味はわかりますが、どことなくすっきりしない印象にお気づきでしょうか。

なぜ感じが悪いのか。

それは「否定」だからです。

人は否定の言葉を聞いたとき、感じの悪い印象を受けます。

否定の言葉には、とげとげしさがあります。

突き放された感じがあり、ストレスを感じます。

言っていることは正しくて、意味も内容も理解できても、少し元気を奪われます。

否定の言い方がとげとげしいと、反発が生まれ、気分を害することもあるでしょう。

悪気はなくても、ネガティブな印象を与えることが少なくありません。

感じのいい人になりたいなら、なるべく否定の言葉を使わないよう心がけるのが得策です。

肯定の言葉を多用する

どうすれば、感じのいい言葉遣いができるのか。

そのポイントの1つが「肯定」です。

できるだけ肯定の言葉を使うようにしていきましょう。

「否定の言葉を肯定に言い換えるなんて無理だ」と思うかもしれませんが、誤解です。

言い方を工夫すれば、否定の言葉のほとんどは肯定に言い換えられます。

たとえば「○○ができない」ではなく「○○ならできる」という言い方にします。

「○○はしないでください」ではなく「○○でお願いします」という言い方にします。

肯定の言葉には、明るくて前向きで爽やかな雰囲気があります。

ポジティブな印象があるため、自然と感じが良くなるのです。

「満席で申し込めません」は「別の日であれば申し込めます」と、肯定に言い換えます。

「前から入らないでください」は「後ろからお入りください」と、肯定に言い換えます。

「ふたをあけないでください」は「ふたは閉じたままでお願いします」と、肯定に言い換えます。

ほとんど意味は同じであっても、受ける印象が変わります。

否定より肯定の言葉のほうが、好印象で感じがいい。

肯定の言葉を聞くと、スムーズな印象があって受け止めやすくなります。

元気がもらえたりテンションが上がったりします。

言葉遣いのちょっとした工夫ですが、あなたの印象を大きく左右するポイントです。

否定で言うしかない場面もありますが、状況が許すなら、なるべく肯定に言い換えるよう心がけましょう。

肯定の言葉を使うようになると、感じが良くなります。

肯定の言葉を使えば使うほど、感じのいい人になれるのです。

感じのいい人になる方法(6)
  • できるだけ肯定の言葉を使うようにする。
  • 否定の言葉は、肯定に言い換える。
相手の名前を聞くだけで、あなたはいい人になれる。

感じのいい人になる30の方法

  1. 感じをよくするために意識することは1つだけ。
    「相手を尊重すること」。
  2. 命令系でお願いするから、感じが悪くなる。
    疑問形でお願いすれば、感じが良くなる。
  3. 物を手渡すとき、承諾の一言を添えて差し出す人が、愛される。
  4. 「10割のいい人」を目指すから、苦しくなる。
    「7割のいい人」を目指せば、楽になる。
  5. 人相をよくする基本は「真似」にある。
  6. 否定の言葉を使うと、感じが悪くなる。
    肯定の言葉を使うと、感じが良くなる。
  7. 相手の名前を聞くだけで、あなたはいい人になれる。
  8. 謝る場面で「ご指摘ありがとうございます」とごまかしていないか。
  9. お礼の言葉を強調する一工夫。
  10. 人に振り回されたくないと言いつつ、人を振り回していないか。
  11. 素直に他人を褒めると、自分の長所や才能を発見できる。
  12. マウンティングほど見苦しい行為はない。
    すればするほど品位を下げる。
  13. 相手が喜ぶ褒め言葉は、嘘でもお世辞でもいいから、どしどし言ったほうがいい。
  14. 「お撮りしましょうか」と声をかけるあなたは、優しい人。
  15. 言いかけてやめることほど、感じの悪い話し方はない。
  16. 自分の話が終われば「あなたはどう?」と聞き返すのが、コミュニケーション。
  17. 科学的に証明されていない話題には、十分注意する。
    「信仰」「宗教」と同等の重要性がある。
  18. お礼を伝える場面で「すみません」と言わない。
    「ありがとうございます」と言ったほうが好印象。
  19. 「そうなると思っていた」は、後出しじゃんけんと同じ。
    感じの悪いルール違反。
  20. アドバイスを求めておきながら反論するのは、マナー違反。
    二度とアドバイスをしてもらえなくなる。
  21. 「無理を言ってごめんなさい」と言えば、無理なお願いを聞いてもらいやすくなる。
  22. 肯定・理解・同意の言葉は、二度繰り返すと、失礼になる。
  23. 人の本性が現れるのは、勝ったときではなく、負けたとき。
  24. ポケットは「物入れ」のために作られた場所。
    意味もなくポケットに手を入れない。
  25. 寝起きが悪くても、八つ当たりしない。
  26. より良い人間関係には、意思表示が必要。
    相手の顔色をうかがって本音をごまかしていると、薄っぺらい人間関係になる。
  27. 感じのいい人は、言い訳をしない。
    素直に謝るから、感じがよくなる。
  28. 感じのいい対応と出会ったら絶好のチャンス。
    すぐ取り入れ、真似をしよう。
  29. 贈り物をいただいたら「ちょうど欲しいと思っていたところです」と言おう。
    1ミリでも気持ちがあれば、嘘にはならない。
  30. 下品な人は、大きな足音で歩く。
    上品な人は、静かな足音で歩く。

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