お願いしていた仕事の進捗が気になって連絡したときのことです。
「あとどのくらい時間がかかりそうですか」と聞くと「もう少しかかりそうです」と言われました。
これは困ります。
「もう少し」という言葉は曖昧です。
「もう少し」の度合いは、人によって違います。
10分かもしれないし、30分かもしれません。
1時間かもしれないし、2時間かもしれないし、それ以上かもしれません。
こちらにも段取りがあります。
曖昧な言葉を使われると「はっきりしないな」と思ってしまい、ストレスがたまります。
具体的なイメージがつかめず、困ってしまうのです。
「もう少し」「あとから」「もうしばらく」など、つい口にしまいがちな表現ですが、注意が必要です。
何気なく口にした言葉が、相手を困らせてしまうことがあるのです。
感じのいい人は、明確で具体的な言葉を使います。
「あと10分でできます」
「1時間ほどお待ちいただけますか」
「3時間以内には終わらせます」
数字を使うことで、具体的になります。
こちらも「このくらい時間がかかるんだね」とイメージしやすくなるのです。
「時間」で伝えるのではなく「割合」で伝える方法もあります。
たとえば、仕事の進捗を聞かれたときは「8割はできています」という言い方も有効です。
「あと2割で終了なんだね」と直感的にわかり、安心感を与えます。
時間ではなく、割合を伝えることで、相手にイメージを伝えやすくなるのです。
時には明確に言いたくても、難しい状況もあるでしょう。
明確に言えないなら、幅を持たせた言い方をすればいいだけです。
「およそ」「だいたい」「2、3時間」といった言い方をすれば、時間のイメージを伝えられます。
たとえば、レストランが満席で、時間の予想が難しいときは「現在3人待ち」といった言い方ができるでしょう。
「3人待ちなら、すぐは入れそうだな」と思います。
待ち人数が多いなら、時間がかかりそうなので、別のお店にしようとなるでしょう。
明確で具体的な言葉を使うことでイメージがつかみやすくなり、対応もしやすくなるのです。