受け取った情報を何でもうのみにするのはよくありません。
フェイクニュースが話題となって久しい昨今です。
インターネットやSNSでは、正しい情報ばかりとは限りません。
誤った情報も氾濫していて、玉石混交の世界です。
インターネットは誰でも情報を発信できます。
素人でも専門家でも自由に情報が発信できるため、正確な情報もあれば、そうでない情報もあるのです。
情報化社会で生きるうえで大切なことは「ファクトチェック」です。
ファクトチェックとは、名前の通り、事実かどうかを確認することをいいます。
情報が正しいかどうか、誰かが教えてくれるとは限りません。
SNS・検索エンジン・ニュースサイトでは、独自のファクトチェック機能を設けているところもあります。
ただし、まだまだ発展途上で完璧ではありません。
最終的には自分で確認する必要があります。
いつの話か、発信者は誰か、情報源はどこか、根拠は何か、名前や数字に誤りはないか、画像や動画に違和感がないか。
確認すべきポイントは数多くあります。
画像や動画があるとしても、実際に撮影されたものではなく、AIの自動生成ツールによるものかもしれません。
ファクトチェックの難点は、手間がかかることです。
これは必要な手間です。
手間をかけずしてファクトチェックをするのは難しいと考えてください。
ファクトチェックは、情報の真偽の検証だけにとどまりません。
誇大表現や拡大解釈がされていないかどうかも、併せて確認する必要があります。
ファクトチェックには一手間も二手間もかかります。
この手間をきちんとかけることで、嘘や噂に惑わされず、正しい情報を見抜けるようになります。
ファクトチェックは面倒に感じられますが、慣れてしまえば当たり前になります。
情報に接したとき、必要な確認ポイントがすぐ浮かんで、確認がスムーズになります。
日付がおかしかったり、情報源が見当たらなかったり、名前が間違っていたりすると「これはおかしいな」と思えます。
自分なりに最低限チェックポイントを決めておくのも得策です。
車の運転のように、慣れてくれば、確認のコツがわかってスムーズになります。
ファクトチェックを当たり前のこととして受け入れることです。
当たり前のこととなれば、むしろファクトチェックしないほうが気持ち悪く感じるようになります。
ファクトチェックの癖をつけることで、フェイクに気づきやすくなるのです。