情報を得るパターンは、2つあります。
「自分から取りに行く情報」と「自然と入ってくる情報」です。
自分から取りに行く情報はいいのです。
「これについて知りたい」というはっきりした目的があります。
こちらから取りに行かないと、得られない情報があります。
就職活動であれば、企業説明会があるでしょう。
旅行に行くのであれば、ネットやガイドブックで必要な情報をチェックするのでしょう。
仕事やスポーツのノウハウを知りたくて、ネットや書籍をチェックすることもあります。
自分から取りに行く情報は、宝探しに似ています。
「きっとこの辺りにありそうだ」と目星をつけて、積極的にアクセスします。
自分から取りに行く情報は、ほとんどが役立つものばかりです。
必要な情報めがけて一直線でよし。
知りたい情報を取りに行くなら問題ありません。
求めている情報は、手間暇がかかろうと、どんどん積極的に取りに行くことが必要です。
注意したいのは「自然と入ってくる情報」です。
テレビ、SNS、ネットメディアなど、自然と入ってくる情報は、受け身であっても得られます。
特にテレビは、スイッチを入れるだけで、さまざまな情報が止めどなく飛び込んできます。
世間のニュースを知ったり、クイズ番組で知識を得たり、お笑い芸人のネタで大笑いをしたり。
テレビCMでは魅力的な商品やサービスの紹介がされ、購買欲が刺激されます。
一見便利なようですが、注意が必要です。
自分にとって不要な情報が含まれている可能性が高いということ。
誤解を恐れず言えば、自然と入ってくる情報の大半は、必要ないものばかりです。
不要な情報を知ったために、無駄にストレスを感じて、いらいらしたり落ち込んだり焦ったりすることが少なくありません。
限界を超えて、精神的に病んでしまう人もいます。
自然と入ってくる情報には気をつけてください。
情報だからといって何でも有益とは限りません。
自然と入ってくるからといって、あれもこれも吸収していると、頭がパンクしたり、精神的に不安定になったりするのです。