情報化社会は、大量の情報にあふれています。
大量の文字に目を通さなければいけない状況があります。
文字情報に対して「丁寧に読まなければいけない」「すべて目を通さなければいけない」と考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、読み飛ばすことがないよう一字一句丁寧に読まなければいけないというのは思い込みです。
長時間、大量の文字に触れていると、疲れやすくなって集中力も持ちません。
読書でもそうですが、一字一句すべて読もうとすると、読むスピードが遅くなって労力もかかります。
漏れなくすべてを読もうとしていると、読むのが遅くなり、情報化社会のスピードについていけなくなります。
そんな情報化社会で必要なスキルの1つが「拾い読み」です。
拾い読みと聞くと「大ざっぱな読み方」「乱暴な読み方」という印象があり、抵抗を持つ人もいるかもしれません。
たしかに部分的な読み方にはなりますが、だからといって意味がつかめないわけではありません。
重要部分は太字で記されています。
太字を重点的にチェックすることで、上手に拾い読みができます。
また小見出しも要チェックです。
小見出しには、これから書かれている内容のはしりや要約が書かれていることが多いので、そこを見るだけでも理解が進みます。
またメディアによっては、記事の冒頭や最後にまとめが書かれていたりすることもあります。
そうしたところにざっと目を通すだけでも、キーポイントはつかめるものです。
ほとんどの場合、拾い読みで十分です。
やってみると、意外と拾い読みでも記事の内容を十分理解できることに気づくでしょう。
太字・小見出し・要約といった重要部分を押さえていれば、拾い読みでも十分内容を理解できることに気づくでしょう。
重要部分だけをピックアップして、どんどん拾い読みで読み進めていけば、驚くほど速く読めるのです。
上手に拾い読みをして、情報収集の効率化を図りましょう。