情報化社会を生きるうえで、まず大切なことがあります。
「情報に感謝する」ということです。
情報化社会と聞くと「多すぎる情報に飲み込まれる」という負の側面に目が向けられがちです。
たしかに多すぎる情報は、疲れやストレスを招くことがあり、見過ごすことはできません。
「SNS疲れ」「情報疲れ」「情報過多シンドローム」という言葉も耳にするようになりました。
多すぎる情報やSNSのやり過ぎでメンタルに不調を来す人も少なくありません。
しかし一方で、情報に感謝することも大切です。
たとえば、一切情報が入ってこない状況を想像してみてください。
本も読めない、ニュースもチェックできない、インターネットもできない、SNSもできない、人と話すこともできない。
あらゆる情報に一切触れられなくなったとします。
まもなく刺激不足に陥って、情報を渇望するようになるでしょう。
情報が一切得られない状況が続けば、頭がおかしくなって気が狂いそうになるはずです。
情報とは、それそのものが刺激であり、エネルギーです。
刺激やエネルギーがないと人は生きられないように、情報がないと人は生きていけません。
情報化社会と聞くと、負の側面ばかり強調されがちですが、正の側面もあります。
私たちは情報があるおかげで、知識が得られたり、理解が深まったりします。
情報は武器でもあります。
情報があるおかげで、判断材料が増え、正しい意志決定が下せるようになります。
有効な対策を打てたり、問題を解決できたりします。
天気予報も、情報の1つですね。
天気情報を知るから、傘が必要かどうか、どんな服装にするべきか、判断できます。
情報化社会の今、多すぎる情報に悩まされる人は多いものの、まず前提として、情報に感謝することが大切です。
情報そのものが悪いわけではなく、情報のオーバーフローが悪いということです。
情報化社会には、負の側面があるのも事実ですが、正の側面があるのも事実です。
まず情報に感謝しましょう。
情報に感謝することで、情報の対処も上手になるのです。