情報には、大きく2種類あります。
「一次情報」と「二次情報」です。
情報だからといってどれも同等に扱うのではなく、どのように得た情報なのか区別することが大切です。
一次情報とは、自らが直接経験して得た情報です。
直接見たり触れたりする、実際に食べて味わってみる、自ら取り組んでみるなどなど。
視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚など、五感を通して直接得た情報は正確です。
伝聞・また聞き・臆測とは違い、直接的です。
経験するのに時間やお金はかかったりしますが、実際に自分が経験しているので、最も頼りになる情報です。
また実際に調査やアンケートを行った生の情報も、一次情報の1つです。
直接取材を行ったそのままの情報なので、嘘偽りがありません。
一次情報は、直接得られているので、信頼ができるのが特徴です。
二次情報とは、一次情報を便利に活用できるよう、要約・整理・再編集したものをいいます。
二次情報は、情報を加工する過程で、ノイズが混ざったり大事なポイントが抜けたりすることがあります。
また、編集者の個人的な考え方によって内容に偏りや先入観が生じることもあります。
二次情報は一次情報に比べ、便利で活用しやすい反面、正確さに欠けることがある点に注意が必要です。
信頼できる情報は、やはり一次情報です。
自分の身をもって体験したことには、嘘偽りがありません。
人生では、できるだけ身をもってさまざまな経験をすることが大切です。
ひとつひとつ経験をするのは大変なことですが、経験はすべて真実なので、生活や人生に役立ちます。
もちろん二次情報も大いに有用です。
二次情報のほうが簡潔のため短時間でチェックしやすい。
読み物としても面白く加工されていることがあり、すいすい読んでいけます。
情報収集では、二次情報に頼ることも少なくありませんが、うのみにするのは注意したほうがいいでしょう。
できるだけ一次情報にアクセスする癖をつけることです。
記事があるなら、ソースをチェックします。
また「これは一次情報だろうか? 二次情報だろうか?」とチェックする癖をつけておくことも大切です。
嘘や偏向に惑わされないよう、できるだけ一次情報を取得するよう心がけることが大切なのです。