「情報にお金も払いたくない」「有料記事は購入しない」という人がいます。
インターネットで手軽に情報が得られるならそれでいいではないかと考えています。
情報が無料で手に入ることに慣れてしまい、わざわざ情報に対価を払うことに抵抗があるのです。
たしかにインターネットでは、多くの情報が無料で手に入ります。
天気やニュースを始め、生活情報や芸能情報、仕事のノウハウや人生の知恵など、さまざまな情報が無料で得られます。
ニッチな情報やマニアックな情報も、ネットであれば、触れることが可能です。
なんて便利な世の中でしょう。
この素晴らしい時代に生まれたことに感謝することです。
しかしだからといって「情報に対価を払わない」という考えに固執するのは要注意です。
あらゆる情報が無料で手に入ると思っているなら誤解です。
「情報には絶対お金を払わない」という思考の人は、苦労します。
何でも無料で済ませようとするため、情報収集に多くの時間を費やすことになります。
インターネットは玉石混交の世界です。
ネットの世界は情報の大海であるゆえに、目的の情報を探し出すのは至難の業です。
砂漠の中から宝石を見つけ出すようなもの。
一生懸命探せば見つかるかもしれませんが、途方もない時間と労力がかかります。
また、本当に有益な情報は表に出ることはないため、そもそもネットから得られないこともあります。
ただで有益な情報を得ようとするのは虫のいい話です。
本当に有益な情報は、対価を払わないと得られません。
貴重な情報・有益な情報であればあるほど、取材に手間暇がかかっています。
交通費をかけて直接現場に行き、直接取材をしているものがほとんどです。
時にはリスクを冒してまで取材したものもあります。
そうした情報は「有料」であることが多いのです。
手間暇のかかった情報であればあるほど、情報に値札が付いています。
無料の情報は一般公開されているので、誰でも入手可能です。
誰でも入手可能な情報では、仕事に差がつきません。
仕事で差がつく情報の多くは、有料というケースばかりです。
ニュース媒体もボランティアではありません。
何でも無料で情報を提供していると、経営が成り立ちません。
「本当に有益な情報には対価を払って得るもの」という思考が大切です。