情報収集に一生懸命の人がいます。
日頃からライフハック系の記事を読みあさっていて、いろいろな情報を集めています。
「この情報は使えそうだ」と思ったら、メモをしたりブックマークをしたりして、チェックしています。
たくさん情報を知れば知るほど、何となく頭が良くなったような気がするものですね。
もちろん「趣味」として楽しむならそれもOKですが、実用を前提に考えているなら要注意です。
情報は、やみくもに収集すればいいわけではありません。
自分に必要ない情報は、どれだけ集めたところで無用の長物です。
自炊をしない人が、料理のノウハウを知っても意味がありません。
未婚で結婚の予定もない人が、子育てのノウハウや情報を知っても意味がありません。
スポーツをしない人が、筋トレのノウハウや情報を知っても意味がありません。
暇つぶしくらいにはなりますが、それだけのことです。
「いつか役立つかもしれない、いつか必要になるかもしれない」と、情報収集を頑張る人もいるかもしれません。
ここが落とし穴です。
必要な時期が来るとは限りません。
いざ必要な時期が来たとしても、たいていそのときには忘れています。
記憶したことは忘れているし、記録したことは記録したことを忘れているのです。
そもそも「いつか役立つかもしれない」という考え方でいると、世の中にあるすべての情報が収集対象になります。
世の中には情報が無限にあります。
情報収集だけで人生が終わってしまうのです。
情報はたしかに大切ですが、不必要な情報を集めたところで仕方ありません。
大切なことは、必要な情報を集めることです。
情報収集の際は、自分は今、どんな情報を必要としているのか、意識することが大切です。
必要な情報であれば、数もターゲットも絞られます。
限られた時間や労力を有効活用するためにも、情報収集をするなら、必要な情報を収集することが大切です。
やみくもに情報を収集すればいいわけではなく、必要な情報を収集しましょう。