不快なことがあって怒りを感じた後、どっと疲れを感じませんか。
それは怒りによって多くのエネルギーを消費したからです。
怒りは、短時間であっても、多くのエネルギーを消耗します。
むかむかするだけでも、エネルギーの消耗は早い。
怒りを感じているときは、貴重なエネルギーが無駄遣いされている状態です。
だから怒りを感じたときは、後の行動が大切です。
ふつふつ湧き上がるエネルギーを、有益なことにぶつけるのが得策です。
怒りのエネルギーは、仕事に向けましょう。
怒りを感じている分、普段より精力的に仕事ができます。
いつもよりスピードが生まれたり集中力を発揮できたりして、高い生産性を発揮できるはずです。
怒りのエネルギーは、勉強に向けましょう。
「絶対覚えてやる」「絶対解いてやる」「こんなところでくじけてたまるか」という気持ちになって、机にかじりつくのです。
普段より気合が入るので、一気に勉強を進められるのです。
怒りのエネルギーを筋トレに向けましょう。
普段なら上がらないバーベルが上がります。
いつもより踏ん張りが効いて、よりトレーニングができます。
怒りを感じたとき、ただむかむかして終わるだけではもったいない。
ただ怒りを感じるのではなく、有益なことにぶつけましょう。
怒りのレベルが高いときほど、底力が生まれ、すさまじいパワーを発揮できます。
怒りの解消が早くなるうえ、仕事もうんと前に進みます。
これを「怒りの昇華」といいます。
強い怒りを感じたときほど、大きなチャンスなのです。