スーパーの食品売り場では、夕方以降に割引シールがよく貼られます。
賞味期限・消費期限が近いものから、ぺたぺた貼られます。
特に菓子パンやお総菜は、割引シールが貼ってある光景をよく見かけますね。
売れ残りを減らすためのお店の工夫であり、お店にとっても消費者にとってもメリットがあります。
割引シールが貼っていれば、安く買えるチャンスです。
鮮度を気にしない人であれば、すぐ手を伸ばし、買い物かごに入れるでしょう。
半額シールならますますお買い得です。
日頃から節約を意識している人にとって見逃せません。
割引シールのお得感につられて買うことも多いのではないでしょうか。
割引シールが魅力的なのは言うまでもありますが、だからといってメリットばかりというわけでもありません。
注意したいこともあります。
割引シールばかりに注目していると「安いから」という理由で購入することが増えます。
ちょうど欲しい食品に割引シールが貼られていればいいのですが、そうでないなら注意です。
割引シールを基準にすると、妥協して買うことが増えます。
さほど欲しくない食品でも「まあいいか」と買い物かごに入れてしまいがちです。
好みではないものであっても、安さにつられて衝動買いすることもあるかもしれません。
人生で食事をする回数は限られています。
割引シールに踊らされると「食べたいものを食べる」ではなく「安いから食べる」が増えます。
さほど食べたくないもので腹を満たすことが増えてしまうのです。
また割引シールが貼ってあるものは、消費期限も近いものばかりです。
買ってすぐ食べる必要があるため、おなかが空いていなくても無理に食べることが増えます。
つい食べ過ぎてしまい、肥満の原因にもなるのです。
割引シールに踊らされないことです。
本当に食べたいものは、割引シールの有無に関係なく、買うようにしたい。
本当に食べたいものは、腹だけでなく、心も満たしてくれます。
人生の食事回数は有限ですから、食べたいもので腹を満たすのがベストです。
食べ物に限った話ではありません。
服や靴を買うときも、家具や家電を買うときも、割引シールに踊らされないことです。
安く手に入るのは魅力的ですが、中途半端なものを買ったところできちんと満足できません。
欲しいものにたまたま割引シールが貼ってあれば、ラッキーと思うくらいでちょうどいいのです。