いつもにこにこ笑顔でいましょう。
こう言うと「いつもにこにこしていたら、気持ち悪がられませんか」と言う人がいます。
たしかにそう感じる人もいるかもしれません。
世の中にはいろいろな人がいます。
嬉しいことがあったわけでもないのに、いつもにこにこしていたら、人によっては不自然に感じることもあるでしょう。
「あの人はいつもにこにこしていてちょっと気持ち悪い」と思われることもあるかもしれません。
ばかにされて嫌な気持ちになることもあるかもしれません。
それならにこにこするのはやめておこうと思いそうになりますが、待ってください。
気持ち悪く感じる人がいたとしても、やはりにこにこしているのがいいのです。
むすっとしているより、にこにこしているほうが、ずっといいからです。
気持ち悪がる人もいるかもしれませんが、ごく少数です。
100人のうち、1人か2人という程度にすぎません。
全体で見れば、好意的に感じる人のほうが圧倒的に多い。
たとえば、あなたが道に迷って、人に道を尋ねる場面があったとします。
むすっとしている人より、にこにこしている人のほうが声をかけやすく感じるのではないでしょうか。
にこにこしている人のほうが、明るい雰囲気があって、親切に教えてもらえそうな期待が持てるのです。
笑顔は笑顔です。
少なくともポジティブな表情であるのは間違いありません。
気持ち悪がる人がいたとしても、ごく少数なので無視してOKです。
まったく気にすることはありません。
一部の例外を気にして笑顔をやめてしまうほうが、はるかに大損であり、もったいないことです。
実際は大半の人が好意的に受け止めてくれます。
何より自分のためです。
いつもにこにこしていれば、いつも明るい気持ちでいられます。
表情と心はつながっています。
口角を上げると、表情筋から脳にポジティブな信号が伝わります。
脳は「今この人は幸せなんだね」と錯覚して、エンドルフィンと呼ばれる幸福感をもたらす物質を放出するのです。
明るい気持ちだからにこにこするのではなく、にこにこするから明るい気持ちになるということです。
一部の例外は気にせず、日頃から口角を上げて、にこにこしておきましょう。
笑顔には、運とチャンスを引き寄せる力があります。
にこにこしている人には、明るい人生にがめぐってくるのです。