執筆者:水口貴博

外食の達人になる30の方法

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「また来ますね」を社交辞令で終わらせていないか。

「また来ますね」を社交辞令で終わらせていないか。 | 外食の達人になる30の方法

レストランで食事を終えたとき、お店の人に挨拶をします。

このとき、定番のセリフがあります。

「ごちそうさまでした。おいしかったです。また来ますね」

次を期待させる言葉ですね。

気持ちのいい一言があると、お店の人は喜んでくれるでしょう。

「またのお越しをお待ちしております」と笑顔で見送ってくれるでしょう。

礼儀正しいあなたなら、きっと何度も口にしたことがあるのではないでしょうか。

ところが、ここでよくあるパターンがあります。

言うだけで実行しないまま終わるケースです。

「また来ますね」と言ったままで終わっている人が少なくありません。

悪いことをしているわけではありませんが、ちょっと引っかかるものがあります。

社交辞令で終わらせない

「あれは社交辞令です」

「ただの挨拶ですよ」

「機会があれば行くという意味です」

もちろん悪気があっていったわけではないのでしょう。

たしかに社交辞令のつもりで言ったのかもしれません。

おいしくてまた来たいと思えば、お店の去り際に「また来ます」というのはよくあることです。

しかし、お店の人は期待しています。

うすうす社交辞令と気づきながらも「本当に来てくれるといいな」と思っているでしょう。

「また来ます」という言葉を信じて「いまか、いまか」と期待しながら待っているに違いありません。

この瞬間も「今日こそ来てくれるかな」と思っているかもしれません。

だから今度はあなたの番です。

「また来ますね」と言ったお店に、また行こう

社交辞令で終わらせないことです。

「また来ますね」と言ったお店に、また行きましょう。

「今日はどこで外食をしようかな」と迷ったとき「また来ますね」と言ったお店を思い出して、その中から選びます。

お店の人は再訪問を喜んでくれるでしょう。

「また来てくださったのですね。ありがとうございます」

笑顔で喜んでくれるはずです。

これが言行一致です。

きちんと言ったとおりに行動することで、お店の人から「この人は信用できるお客さまだ」と思ってくれます。

信用されるようになり「よいお客さん」に昇格するはずです。

たとえ前回会った人がいなくてもいいのです。

出勤日や勤務時間がずれて会えないのはよくあることです。

少なくとも「また来ます」という言葉をきちんと実行できました。

言行一致を達成できた自分を褒めることです。

「言葉のとおりに実行できた」という事実は残るのですから、堂々と自分に自信を持てます。

外食の達人になる方法(26)
  • 「また来ますね」と言ったお店に、また行く。
雨の日は、外食日和。

外食の達人になる30の方法

  1. 外食の予定を立てることは、積極的に人生を楽しむことになる。
  2. 「今度行ってみよう」と思ったお店に行ってみよう。
  3. 外食は、財布と時間に余裕があるに超したことはない。
    ただし、ないならないで楽しめる。
  4. お店の前を通り過ぎても頭から離れないなら、本当はそこに行きたいということ。
  5. お店の外観も、外食の楽しみの1つ。
  6. 「まあ、この料理でいいか」と考えるのではない。
    「よし、この料理に決めた!」と考えるのだ。
  7. 注文するときは、きちんと料理名を言い切る。
  8. 「おいしいものを食べに行こう」は、言われるものではなく、言うもの。
  9. メニューの裏側を見る癖は、食の可能性を広げる癖。
  10. どれだけ素晴らしい料理も、トイレを我慢していると集中できない。
  11. 店員さんを名前で呼ぶと、早く仲良くなれる。
  12. お店の人と仲良くなる3つのポイント。
  13. 本当に食べたいなら、喜んで行列に並ぼう。
    暇つぶしの道具があれば、待ち時間は苦にならない。
  14. 少しくらい値段が高くても、第一希望を食べるのがいい。
    人生に、第二希望・第三希望を選んでいる暇はない。
  15. フードペアリングのおすすめは、変に身構えず、素直に受け入れてみる。
  16. 普通に慣れたらカスタマイズに挑戦して、バリエーションを楽しもう。
  17. マイ箸は、エコに役立つだけではない。
    外食をグレードアップさせる道具。
  18. なぜ食通は嫌われるのか。
  19. 同じお店を楽しむのもいい。
    いろんなお店を楽しむのはもっといい。
  20. 食事会を企画することは、企画力のトレーニングになる。
  21. レストランの予約は、残業の抑止力になる。
  22. 「食事が終わった」と油断してからのデザートには、格別の嬉しさがある。
  23. 「いつもので」が通じるようになったら、常連客として認められた証拠。
  24. 外食でお金を使いすぎた罪悪感は、仕事で晴らす。
  25. 食べたいものがたくさんあるときは「次のお楽しみ」と考えよう。
  26. 「また来ますね」を社交辞令で終わらせていないか。
  27. 雨の日は、外食日和。
  28. 意見箱には、感謝の感想を書いてもいい。
    お店にとって絶賛の言葉ほど嬉しいものはない。
  29. 新しい食生活として「外食のはしご」を取り入れてみませんか。
  30. 人生で一度くらいは「最高級店」に行ってみる。

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