お店によっては「意見箱」が設置されていることがあります。
「アンケートを募集しています」
「サービス品質向上のためお客さまの声をお聞かせください」
「貴重なご意見として全社で共有させていただきます」
意見を求める文言が書かれていて、改善点や気になった点を募集しています。
「意見箱」というちょっと堅苦しい名前の影響でしょうか。
「わざわざ意見するくらいだから改善点を書くもの」と思いがちです。
お店で不快なことや不満に感じたことがあれば、改善点として投稿することが多いのではないでしょうか。
もちろん不満点や改善点を書くのもいいですが、活用法はその限りではありません。
もっと肩の力を抜いて考えてください。
普通に感謝の感想も書き込んでいいのです。
「おいしかった!」と満足できることがあるでしょう。
おいしい料理に満足できれば、感動が冷めないうちに感想を書いてみましょう。
改善点の書き込みではなく、感謝の感想でもいいのです。
「○○の味に感動しました」
「○○が濃厚でおいしかったです!」
「新商品の○○がとても素晴らしいです。考えた人は天才です」
きれいな字でなくてもいいのです。
走り書きで十分です。
感動の声をそのままストレートに書くだけです。
「おいしかった」という絶賛も、れっきとした意見の1つです。
感謝されるのは誰にとっても嬉しいこと。
これだけでお店の人は大喜びしてくれます。
「貴重なご意見をありがとうございます」と感謝されます。
「頑張って作ったかいがあった」「これからももっとおいしい料理を作っていこう」と思ってくれるのは間違いありません。
お客さまからの意見は社内で共有されるのが一般的です。
接客係だけでなく、料理人や支配人も喜んでくれるに違いありません。
お店の人みんなをハッピーにできます。
たとえば、意見カードに「おいしい料理をありがとうございました」と書き、意見箱に入れてからお店を出るとします。
すると、食後の余韻がよくなります。
「いいことをした」という実感があると、にこにこしながらお店を後にできます。
お店の人も嬉しい言葉に喜んでくれ、モチベーションがアップします。
自分のためにもお店のためにもなるのです。