執筆者:水口貴博

外食の達人になる30の方法

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レストランの予約は、残業の抑止力になる。

レストランの予約は、残業の抑止力になる。 | 外食の達人になる30の方法

レストランで外食を楽しむなら、ぜひ予約をしておきましょう。

予約をしておくメリットは席の確保や指定ができることですが、ほかにも意外なメリットがあります。

「残業の抑止力になる」というメリットです。

方法はシンプルです。

レストランに予約を入れたら、数日前からさりげなくイベントの話を持ち出して言いふらしておきましょう。

「今度の金曜の夜、評判のレストランに行くことになりました。予約もばっちりです。食べに行くのが楽しみ」

楽しみにしていることを伝えておきます。

あくまで嫌みにならないよう、さりげなく言いふらすのがポイントです。

食事理由についても、個人的なものより、家族の誕生日など記念日的な意味を含めれば、さらに抑止力を強化できます。

予約のことを言いふらしておけば、当日に残業を依頼されそうになっても、上司は残業を依頼しにくい心理が働きます。

「今日は前から楽しみにしているレストランの日だから残業はお願いできないね」

依頼をブロックでき、上司は仕方なく諦めるでしょう。

仮に上司から残業のお願いをされそうになったとしても、予約を口実に断れます。

「すみません。前からお話ししていたとおり、今日はレストランの予約を入れていまして……」

申し訳なさそうに断れば、上司もはっと思い出してくれるでしょう。

「そうだったね。今日はレストランで食事を楽しむ日だったね」と気づき、残業依頼を断念してくれるでしょう。

上司から予約のキャンセルを促されたら「急なキャンセルは、お店にも家族にも迷惑がかかります」と言い返します。

偉そうな言い方ではなく、あくまで申し訳なさそうな言い方を心がけてください。

それでも強引にキャンセルしろと言われる可能性もゼロではありませんが、ある程度の抑止力として働くはずです。

上司からのひんしゅくを恐れるな

「そんなことをすれば上司からひんしゅくを買う。人事評価も下がりそうだ」

仕事への責任感が問われそうですが、だからといって残業をしなければいけない義務もありません。

残業は本来、あってはならないことです。

労働者は、定時を過ぎたら帰る権利を行使できます。

定時内に処理できない仕事は、翌日に回せばいいこと。

上司からのひんしゅくを恐れないでください。

繁忙期を除いて、残業をしないといけないような職場は、そもそも上司や会社に問題があります。

定時を過ぎたら帰るもの。

プライベートが充実するからこそ、ビジネスも充実します。

心が広くて理解のある上司であれば「粋のいい過ごし方だね」「おいしい料理が楽しみだね」と歓迎してくれるでしょう。

レストランの予約を残業の抑止力として活用してみてください。

理不尽な残業を依頼されそうになっても、堂々とレストランの予約を理由に断ればいいのです。

外食の達人になる方法(21)
  • 残業回避の口実として、レストランの予約を活用する。
「食事が終わった」と油断してからのデザートには、格別の嬉しさがある。

外食の達人になる30の方法

  1. 外食の予定を立てることは、積極的に人生を楽しむことになる。
  2. 「今度行ってみよう」と思ったお店に行ってみよう。
  3. 外食は、財布と時間に余裕があるに超したことはない。
    ただし、ないならないで楽しめる。
  4. お店の前を通り過ぎても頭から離れないなら、本当はそこに行きたいということ。
  5. お店の外観も、外食の楽しみの1つ。
  6. 「まあ、この料理でいいか」と考えるのではない。
    「よし、この料理に決めた!」と考えるのだ。
  7. 注文するときは、きちんと料理名を言い切る。
  8. 「おいしいものを食べに行こう」は、言われるものではなく、言うもの。
  9. メニューの裏側を見る癖は、食の可能性を広げる癖。
  10. どれだけ素晴らしい料理も、トイレを我慢していると集中できない。
  11. 店員さんを名前で呼ぶと、早く仲良くなれる。
  12. お店の人と仲良くなる3つのポイント。
  13. 本当に食べたいなら、喜んで行列に並ぼう。
    暇つぶしの道具があれば、待ち時間は苦にならない。
  14. 少しくらい値段が高くても、第一希望を食べるのがいい。
    人生に、第二希望・第三希望を選んでいる暇はない。
  15. フードペアリングのおすすめは、変に身構えず、素直に受け入れてみる。
  16. 普通に慣れたらカスタマイズに挑戦して、バリエーションを楽しもう。
  17. マイ箸は、エコに役立つだけではない。
    外食をグレードアップさせる道具。
  18. なぜ食通は嫌われるのか。
  19. 同じお店を楽しむのもいい。
    いろんなお店を楽しむのはもっといい。
  20. 食事会を企画することは、企画力のトレーニングになる。
  21. レストランの予約は、残業の抑止力になる。
  22. 「食事が終わった」と油断してからのデザートには、格別の嬉しさがある。
  23. 「いつもので」が通じるようになったら、常連客として認められた証拠。
  24. 外食でお金を使いすぎた罪悪感は、仕事で晴らす。
  25. 食べたいものがたくさんあるときは「次のお楽しみ」と考えよう。
  26. 「また来ますね」を社交辞令で終わらせていないか。
  27. 雨の日は、外食日和。
  28. 意見箱には、感謝の感想を書いてもいい。
    お店にとって絶賛の言葉ほど嬉しいものはない。
  29. 新しい食生活として「外食のはしご」を取り入れてみませんか。
  30. 人生で一度くらいは「最高級店」に行ってみる。

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