引っ込み思案の人が足りないもの。
それは「成功体験」です。
引っ込み思案の人は、圧倒的に成功体験が不足しています。
自分に自信がなくて消極的なのは、性格の問題もありますが、まず「何かを成し遂げた」という経験が少ない。
成功体験が少ないため、自分に自信がありません。
失敗を恐れ、心が内向きになり、引っ込み思案になっています。
引っ込み思案の克服には、成功体験が欠かせません。
何か仕事に取り組んで「達成した!」という経験をしてください。
難しい仕事に挑戦する必要はありません。
大きな成功体験を得ようとして、いきなり難しい仕事に挑戦するのは慎重になったほうがいいでしょう。
失敗するリスクが高まります。
挫折を招きやすくなり、かえって引っ込み思案を悪化させることも少なくありません。
引っ込み思案という自覚があるなら、無理をしないのが鉄則です。
最初は、小さな仕事から取り組みましょう。
米粒のように小さな仕事でいいのです。
簡単な仕事、楽な仕事、すぐできる仕事。
小さな努力で確実に達成できることでかまいません。
小さな仕事に着手して、まずきちんと終了させます。
それが、成功体験です。
達成感が得られ、心が嬉しい気持ちで満たされます。
1000里の道も1歩から始まるように、引っ込み思案の克服も、1つの成功体験から始まります。
1日で引っ込み思案を克服するのは困難ですが、成功体験をこつこつ積み上げていけば、少しずつ自己評価を高めていけます。
「自分は有能だ」
「やればできる人間だ」
「自分には存在価値がある」
成功体験を積み上げていくにつれて、だんだん心の中の霧が晴れていきます。
再び成功の快感を味わいたくなって「もっと行動したい!」「また頑張りたい!」という気持ちが湧くようになります。
自信がついていくにつれて、積極的な気持ちが強くなります。
たっぷり自信がつけば、むしろ消極的になるほうが難しくなるのです。
自信とは、成功体験の集合体です。
たくさん成功体験を積み上げていけば、自信がついていき、引っ込み思案の克服につながります。
「引っ込み思案は必ず克服できる」と信じて、さっそく小さな仕事から取り組みましょう。
仕事の難易度は、自分の能力に応じて、少しずつ上げていけば、無理なくステップアップができます。
今日から今すぐ始めれば、それだけ早く克服が実現するのです。