引っ込み思案を克服するコツの1つは「行動スピード」です。
行動スピードを下げるのではありません。
行動スピードを上げましょう。
のろのろ動いていませんか。
ゆっくり仕事をしていませんか。
休憩をしすぎていませんか。
もちろんゆっくり仕事をする姿勢は丁寧で素晴らしいですが、遅くなりすぎるのも考えものです。
あまり行動スピードが遅くなると、のろのろもたもたすることになります。
のろのろもたもたしていると、暇ができます。
人は、暇ができると、余計なことを考える生き物。
人目が気になったり、邪念・雑念が生まれたりして、不安や恐怖が助長されます。
引っ込み思案が改善するどころか、エスカレートするのです。
やみくもに行動スピードを下げるのは逆効果。
「丁寧」「安全」という意味で行動スピードを下げるのはいいですが、むやみにスピードを下げるのは弊害しかありません。
とりわけ引っ込み思案の人は、のろのろしている傾向があるため注意が必要です。
行動スピードを上げましょう。
「てきぱきした動きを心がける」ということです。
仕事は、集中力を大切にしながら、手ぎわよく処理しましょう。
余計な後回しは控えます。
依頼されたら、すぐ着手します。
歩くときは、少し速度も上げて、早歩きを心がけましょう。
小股より大股で歩くのがポイントです。
大股を意識すると、余裕のある落ち着いた歩き方になります。
家事をするときも、てきぱきこなしましょう。
掃除も炊事も洗濯も、テンポを大切にして一気に片付けます。
まとめられる仕事はまとめて、効率よく進めましょう。
疲れたときは休憩しますが、休憩しすぎないように気をつけます。
行動スピードを上げると、集中力が高まり、余計なことを考えなくなります。
頭の回転が速くなり、思考が明瞭になります。
脳が活性化されて、やる気や元気が湧いてくるようになります。
いきなり2倍のスピードアップを目指す必要はありません。
急にスピードを上げると負荷が大きく、心身が追いつかないことがあります。
最初は、1.1倍でいいのです。
少しだけスピードを上げる程度で十分。
たった0.1の違いでも、スピードアップには変わりありません。
慣れてくれば、1.2倍、1.3倍と少しずつ上げていきます。
余裕が出てくれば、2倍や3倍に挑戦してみるのもいいでしょう。
さあ、さっそく1.1倍のスピードアップから始めましょう。
行動スピードを上げると、引っ込み思案が吹き飛ぶのです。