執筆者:水口貴博

就職活動の30の裏事情

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就職活動で、推薦状を使うときのデメリット。

就職活動で、推薦状を使うときのデメリット。 | 就職活動の30の裏事情

推薦状は、ないよりあったほうがいいです。

大学教授からの推薦状があれば、客観的な人物評価もできるため、就職活動がスムーズになるでしょう。

高い学位を持つ教授がわざわざ推薦しますから、就職活動の武器になるのは確実です。

いいことばかりに思える推薦状ですが、実はデメリットもあります。

推薦状を使って内定が出た場合、辞退が極めて非常識になることです。

ただでさえ内定の辞退は非常識ですが、推薦状でもらった内定の辞退は、さらに非常識です。

教授も立場がありますから、誰にでも推薦状を書くわけではありません。

推薦するに値する人物に絞って、推薦状を書きます。

推薦状を書いてもらえる時点で、教授から強く信頼されています。

また、教授と企業との間に接点があり、協力関係が結ばれていることもあります。

推薦状を使って内定をもらったにもかかわらず、辞退すると、教授に恥をかかせることになるでしょう。

せっかくの教授の配慮や信頼を、踏みにじることになります。

そのことで、教授と人間関係にも悪い影響が出るでしょう。

「卒業すれば、教授とは関係なくなる」と思う人もいるかもしれませんが、社会人らしい考えではありません。

推薦状を使った企業で内定が出た場合、辞退が極めて失礼になることを覚悟しておきましょう。

推薦状は、内定が出ても辞退しない企業に絞って活用するのが賢明です。

就職活動の裏事情(20)
  • 推薦状は、内定が出ても辞退しない企業に絞って活用する。
コネを使うときに覚悟しておきたい事情とは。

就職活動の30の裏事情

  1. なぜ企業は、新卒を好むのか。
  2. 求人広告で見かける「女性歓迎」の意味とは。
  3. 文系と理系。
    どちらが就職に有利か。
  4. 独身者と既婚者。
    就職に有利なのはどちらか。
  5. 入社日が「応相談」である意図とは。
  6. 企業は小論文を通して、何を見ようとしているのか。
  7. 締め切りのない求人の意味とは。
  8. なぜ「面接は複数回」という曖昧な表記があるのか。
  9. なぜ「3年間は働きなさい」と言われるのか。
  10. 企業からの電話は、非通知でかかってくることもある。
  11. なぜ企業は、非通知で電話をかけてくることがあるのか。
  12. 筆記試験で評価されるのは、点数だけとは限らない。
  13. 筆記試験が悪ければ、確実に選考で落とされるのか。
  14. なぜ文系が入社して最初の仕事は、営業なのか。
  15. 大学名で判断されることを、不公平と考えない。
  16. 年齢条件で、よくある見間違い。
  17. 有利になる通勤時間。
    不利になる通勤時間。
  18. 求人がなくなったから、募集もしていないとは限らない。
  19. 採用担当者も、実は就職雑誌を読んでいる。
  20. 就職活動で、推薦状を使うときのデメリット。
  21. コネを使うときに覚悟しておきたい事情とは。
  22. 社員の雰囲気には、自然と社内の事情が表れる。
  23. なぜ、非公開の求人が存在するのか。
  24. 採用担当者は、応募者の名前で検索している。
  25. なぜ、筆記試験が存在するのか。
  26. なぜ、荷物置き場のない面接が多いのか。
  27. 採用担当者にも、恐れていることがある。
  28. グループディスカッションが行われる、3つの理由。
  29. 不採用通知の後、選考通過の連絡が届いた。
    結果が変わった理由とは。
  30. 卒業間近になると、急に募集枠が増える理由とは。

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