執筆者:水口貴博

就職活動の30の裏事情

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なぜ「面接は複数回」という曖昧な表記があるのか。

なぜ「面接は複数回」という曖昧な表記があるのか。 | 就職活動の30の裏事情

求人情報では、面接の回数について曖昧な表記を見かけることがあります。

「面接は複数回」

「面接は2回もしくは3回」

「面接回数は状況に応じて変わります」

面接回数は、大切な確認ポイントの1つですね。

面接回数がわからなければ、対策が立てにくくなり、不安な気持ちも出てくるでしょう。

「採用担当者の気分しだいで、面接回数を決めているのか」と思いますが、誤解です。

なぜ、面接回数が曖昧なのか。

正確な理由は企業によって異なりますが、一般的には実務経験によるものといわれています。

未経験者なら、その業界に適しているのかという初歩の段階から見極める必要が出てきます。

慎重に人柄や能力などを判断したいと思うため、面接回数も多くなる傾向があります。

採用担当者も、応募者の人柄を誤解がないように確認したいため、評価にも時間がかかります。

一方、経験者なら、すでに実務経験や実績があるため、面接回数も少なくなる傾向があります。

実務経験と実績は、能力の証明になります。

すでにある程度、実務経験と実績があるなら、仕事もスムーズに対応できると期待できます。

確認点もすくなくなるため、比較的、短い時間で結論が出やすくなります。

採用担当者の怠慢や差別などではなく、実務経験に応じて適した面接回数を決めているのです。

就職活動の裏事情(8)
  • 「面接が複数回」という曖昧な表記の理由を理解する。
なぜ「3年間は働きなさい」と言われるのか。

就職活動の30の裏事情

  1. なぜ企業は、新卒を好むのか。
  2. 求人広告で見かける「女性歓迎」の意味とは。
  3. 文系と理系。
    どちらが就職に有利か。
  4. 独身者と既婚者。
    就職に有利なのはどちらか。
  5. 入社日が「応相談」である意図とは。
  6. 企業は小論文を通して、何を見ようとしているのか。
  7. 締め切りのない求人の意味とは。
  8. なぜ「面接は複数回」という曖昧な表記があるのか。
  9. なぜ「3年間は働きなさい」と言われるのか。
  10. 企業からの電話は、非通知でかかってくることもある。
  11. なぜ企業は、非通知で電話をかけてくることがあるのか。
  12. 筆記試験で評価されるのは、点数だけとは限らない。
  13. 筆記試験が悪ければ、確実に選考で落とされるのか。
  14. なぜ文系が入社して最初の仕事は、営業なのか。
  15. 大学名で判断されることを、不公平と考えない。
  16. 年齢条件で、よくある見間違い。
  17. 有利になる通勤時間。
    不利になる通勤時間。
  18. 求人がなくなったから、募集もしていないとは限らない。
  19. 採用担当者も、実は就職雑誌を読んでいる。
  20. 就職活動で、推薦状を使うときのデメリット。
  21. コネを使うときに覚悟しておきたい事情とは。
  22. 社員の雰囲気には、自然と社内の事情が表れる。
  23. なぜ、非公開の求人が存在するのか。
  24. 採用担当者は、応募者の名前で検索している。
  25. なぜ、筆記試験が存在するのか。
  26. なぜ、荷物置き場のない面接が多いのか。
  27. 採用担当者にも、恐れていることがある。
  28. グループディスカッションが行われる、3つの理由。
  29. 不採用通知の後、選考通過の連絡が届いた。
    結果が変わった理由とは。
  30. 卒業間近になると、急に募集枠が増える理由とは。

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