複数の企業から内定をもらえば、どこかの企業は辞退しなければいけません。
内定を辞退するときに悩むのが、理由です。
曖昧に伝えるべきか、正直に伝えるべきか。
まず結論から言えば「どちらでもいい」と言えます。
いずれも辞退することに変わりないのですから、深く悩むことではないでしょう。
ただし、それぞれに注意点があります。
穏便な嘘でごまかしたい場合は、自己責任のうえで伝えるのも、1つの判断です。
嘘はよくありませんが、物事をうまく運ぶために、時には必要になる場面もあります。
ただし、嘘をつくなら、曖昧な理由は避けたほうがいいでしょう。
「いろいろあり、辞退をさせてください」などの曖昧な理由では、企業も納得できません。
応募者の誠意のない態度では、企業をもっと不快にさせるでしょう。
嘘をつくなら、嘘だとわかりにくい内容で伝えることです。
「家業を継ぐことになりました」
「就職せず、海外に留学することになりました」
「事故のため、長期で入院することになりました」
それらしい理由をつけて辞退するのも、社会人に必要なスキルです。
正直に伝えるのは勇気が必要になる行為ですが、人によってはふさわしい場合もあるでしょう。
内定辞退者からの正直な理由は、企業には貴重なフィードバックになるはずです。
内定辞退者からの理由によって、何らかの改善につながることもあります。
失礼になることを覚悟の上、正直に伝えましょう。
ただし、伝え方には注意が必要です。
正直とはいえ、過激な表現や感情的な言い方などは避けましょう。
深く謝りつつも、丁寧な言葉と柔らかい表現を使って、正直に伝えることが大切です。