執筆者:水口貴博

つらい就職活動を乗り切る30の心得

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内定を辞退する際、理由は正直に言ったほうがいいのか。

内定を辞退する際、理由は正直に言ったほうがいいのか。 | つらい就職活動を乗り切る30の心得

複数の企業から内定をもらえば、どこかの企業は辞退しなければいけません。

内定を辞退するときに悩むのが、理由です。

曖昧に伝えるべきか、正直に伝えるべきか。

まず結論から言えば「どちらでもいい」と言えます。

いずれも辞退することに変わりないのですから、深く悩むことではないでしょう。

ただし、それぞれに注意点があります。

  • 穏便な嘘でごまかしたい場合

穏便な嘘でごまかしたい場合は、自己責任のうえで伝えるのも、1つの判断です。

嘘はよくありませんが、物事をうまく運ぶために、時には必要になる場面もあります。

ただし、嘘をつくなら、曖昧な理由は避けたほうがいいでしょう。

「いろいろあり、辞退をさせてください」などの曖昧な理由では、企業も納得できません。

応募者の誠意のない態度では、企業をもっと不快にさせるでしょう。

嘘をつくなら、嘘だとわかりにくい内容で伝えることです。

「家業を継ぐことになりました」

「就職せず、海外に留学することになりました」

「事故のため、長期で入院することになりました」

それらしい理由をつけて辞退するのも、社会人に必要なスキルです。

  • 正直に伝える場合

正直に伝えるのは勇気が必要になる行為ですが、人によってはふさわしい場合もあるでしょう。

内定辞退者からの正直な理由は、企業には貴重なフィードバックになるはずです。

内定辞退者からの理由によって、何らかの改善につながることもあります。

失礼になることを覚悟の上、正直に伝えましょう。

ただし、伝え方には注意が必要です。

正直とはいえ、過激な表現や感情的な言い方などは避けましょう。

深く謝りつつも、丁寧な言葉と柔らかい表現を使って、正直に伝えることが大切です。

つらい就職活動を乗り切る心得(28)
  • 辞退の理由を正直に伝えるべきかは、自分の都合と状況によって判断する。
嬉しそうな声で、内定を辞退しない。

つらい就職活動を乗り切る30の心得

  1. 就職活動をしなければいけないと思うから、苦しい。
    就職活動をしようと思えば、楽しくなる。
  2. 軸になる考え方を持つ人は、就職活動に強い。
  3. 「早めの対策」という指針を持つことも、早めの対策。
  4. 就職活動の最新情報にも、目を光らせる。
  5. 就職したい気持ちだけでは採用されない。
    採用に必要なのは、就職に向けた行動。
  6. 資料請求にも、自己PRのチャンスが眠っている。
  7. 「どちらが、より礼儀正しいか」という判断基準で考えれば、適切な選択が見えてくる。
  8. 情報化社会になった今、ITやパソコンをまったく使えないのは致命的。
  9. 手帳選びを間違えれば、就職活動に悪影響が及ぶ可能性もある。
  10. 参加できなかった予定は、消すより、二重線。
  11. 就職活動に疲れているであろう未来の自分を、励ます方法。
  12. 業界用語も、できるだけ普段から使い慣れておく。
  13. 「自分にできるだろうか」という自問自答はいいが、相談は不毛。
  14. OB・OG訪問や面接が夕方以降になる場合、準備しておきたいこと。
  15. 本来、本気なら、ためらいはない。
  16. 学生時代の討論会で、経験値を上げよう。
  17. 日頃のこまめなメモの習慣が、いざというときに役立つ。
  18. エントリーする企業は、多ければ多いほどいいのか。
  19. 必要ないと思っても、テレホンカード1枚くらいは持ちたい。
  20. 学歴が乏しければ、別の点で補えばいい。
  21. 夢とは、いわば、方向。
    本当の生きがいを感じる道。
  22. 新聞を丹念に読むのが苦手な人は、ビジネス誌。
  23. 昨日なかった求人が、今日はあるかもしれない。
  24. 面接中に出された飲み物は、飲んでもいいのか。
  25. 1日3社の面接は最終手段。
    1日2社までが現実的。
  26. 面接を何社も受けているうちに、気持ちが冷めてきたとき。
  27. 注目すべきは、落ちた数より通過した数。
  28. 内定を辞退する際、理由は正直に言ったほうがいいのか。
  29. 嬉しそうな声で、内定を辞退しない。
  30. 内定前も内定後も入社後も、常に必要なのは、自分磨き。

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