執筆者:水口貴博

就職活動の30の裏事情

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入社日が「応相談」である意図とは。

入社日が「応相談」である意図とは。 | 就職活動の30の裏事情

企業によっては、入社日が決まっていない場合があります。

よく見かけるのが、入社日が「応相談」という記載です。

つまり「採用担当者と相談したうえで決めましょう」という意味です。

なぜ、わざわざ入社日を曖昧にするのでしょうか。

一般的には、次の2つの理由が考えられます。

  1. すぐにでも入社してほしい

企業側の意図としては、1日でも早く入社してほしいと考える場合があります。

たとえば、現場の仕事が非常に忙しい上、人も不足している場合です。

こうした状況では「新人でもいいから早く手伝いがほしい」と考えます。

この意図で募集をしている企業の場合、採用基準は、入社日が重要なポイントになります。

自分より早く入社できる人がいた場合、その人が優先される可能性があるため、注意が必要です。

  1. 応募者の都合に合わせてでも、入社してほしい

優秀な人材に入社してもらいたいため、入社日を応相談にする場合があります。

入社日を自由に設定したほうが、人も集まりやすく、優秀な人材を発掘しやすくなるからです。

応募者にとっても入社日を相談できるメリットは大きいはずですから、悪い話ではないでしょう。

以上、2つの理由が考えられますが、本当の意図は企業側しかわかりません。

気になるなら、問い合わせて確認するといいでしょう。

特に印象を悪くさせる質問ではないため、気軽に問い合わせて問題ありません。

就職活動の裏事情(5)
  • 入社日が応相談である意図が気になれば、問い合わせて確認する。
企業は小論文を通して、何を見ようとしているのか。

就職活動の30の裏事情

  1. なぜ企業は、新卒を好むのか。
  2. 求人広告で見かける「女性歓迎」の意味とは。
  3. 文系と理系。
    どちらが就職に有利か。
  4. 独身者と既婚者。
    就職に有利なのはどちらか。
  5. 入社日が「応相談」である意図とは。
  6. 企業は小論文を通して、何を見ようとしているのか。
  7. 締め切りのない求人の意味とは。
  8. なぜ「面接は複数回」という曖昧な表記があるのか。
  9. なぜ「3年間は働きなさい」と言われるのか。
  10. 企業からの電話は、非通知でかかってくることもある。
  11. なぜ企業は、非通知で電話をかけてくることがあるのか。
  12. 筆記試験で評価されるのは、点数だけとは限らない。
  13. 筆記試験が悪ければ、確実に選考で落とされるのか。
  14. なぜ文系が入社して最初の仕事は、営業なのか。
  15. 大学名で判断されることを、不公平と考えない。
  16. 年齢条件で、よくある見間違い。
  17. 有利になる通勤時間。
    不利になる通勤時間。
  18. 求人がなくなったから、募集もしていないとは限らない。
  19. 採用担当者も、実は就職雑誌を読んでいる。
  20. 就職活動で、推薦状を使うときのデメリット。
  21. コネを使うときに覚悟しておきたい事情とは。
  22. 社員の雰囲気には、自然と社内の事情が表れる。
  23. なぜ、非公開の求人が存在するのか。
  24. 採用担当者は、応募者の名前で検索している。
  25. なぜ、筆記試験が存在するのか。
  26. なぜ、荷物置き場のない面接が多いのか。
  27. 採用担当者にも、恐れていることがある。
  28. グループディスカッションが行われる、3つの理由。
  29. 不採用通知の後、選考通過の連絡が届いた。
    結果が変わった理由とは。
  30. 卒業間近になると、急に募集枠が増える理由とは。

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