夫婦に大切なのは、コミュニケーションです。
ところが、自分から積極的に話しかけてもつたない返事しかありません。
「うん」「ああ」「へえ」という、そっけない返事ばかりです。
いくら話しかけても、会話らしい会話が成立せず、困ってしまうことはありませんか。
原因はさまざまですが、もしかすると、あなたの話し方に原因があるのかもしれません。
積極的に話しかけるのはいいのですが、話しかける姿勢が、攻撃的になっていませんか。
「私の話を聞きなさい」という姿勢になっていると「うっとうしい」と思われることがあります。
会話は、話すほうが疲れると思いがちですが、逆です。
会話は、聞くほうが疲れます。
積極的に話しかけると、相手は聞くのに疲れます。
結果として、返事が乏しくなり、話をまともに聞いてくれなくなることがあるのです。
こういうときは、会話の姿勢を変えてみましょう。
「自分の話を聞いてもらう」ではなく「相手の話を聞かせてもらう」です。
相手の話を聞かせてもらう姿勢になれば、自然と物腰が柔らかくなります。
「最近、疲れているみたいだけど、大丈夫?」
「困ったことがあったら、何でも話して」
「今日はどんなことがあったの?」
ささやくように、やんわり話しかけてみましょう。
相手も心を開いて、話をし始めてくれるようになります。
相手が話を終えてから、自分の話をすれば、スムーズにコミュニケーションが成り立ちます。