パートナーに「夫婦生活が息苦しい」と言われたとき、どうしますか。
ショッキングな一言です。
夫婦生活になると、1つ屋根の下で、ずっと一緒に暮らすことになります。
いつまでも、熱い関係が続けばいいのですが、思うようにいかないこともあります。
あるときパートナーから「息苦しい」という相談を持ちかけられるのです。
最初に知ってほしいのは、あなたのことが嫌いだからではありません。
どんな夫婦でも、常に一緒にいれば「息苦しいな」と感じることがあるものです。
人間ですから、当然です。
さて、このときの返事が大切です。
「なぜなのか」「どこがいけないのか」「本当に自分を愛しているのか」と詰め寄りたくなりますが、要注意です。
詰め寄ると、余計に息苦しくなります。
「息苦しいから疲れる」に変わり「疲れるから嫌い」に変わる可能性があります。
では、どうするかというと、まずパートナーが1人になる時間を作りましょう。
1人になれる、小部屋を用意するのもいいでしょう。
ときどき別々のベッドで寝てみるのもいいでしょう。
ときどき別々に食事をするのもいいでしょう。
本来は一緒になるのが理想ですが、あえて距離を取り、1人の時間を作る工夫をします。
話し合いをしながら、少しずつお互いの適度な距離感をつかみます。
1人の時間ができれば、パートナーもほっとします。
「自分の気持ちをわかってくれた」と思い、あなたの存在にも感謝するでしょう。
少し離れる時間を作ると、お互いの存在意義を再認識できる機会にもなります。
パートナーとはいえ、1人の人間であることをご理解ください。
人間ですから、ときどき1人になりたくなることもあります。
「たまには1人になったほうがいいよね」という理解があると、夫婦生活はうまくいきます。