個性を大切にしたい気持ちもあるでしょうが、考えを押し通すのは大変です。
夫婦が、お互いに自分の主張にこだわっていると、ぶつかってばかりになるでしょう。
ストレスもたまります。
もちろん自分の性格や考えを180度変えるわけではありませんが、ある程度は相手に合わせる心がけも必要です。
お互いに摩擦がないほうが、当然長く続きますね。
それが夫婦が円満になるコツです。
さて、そこで問題になるのが「願望のぶつかり合い」です。
夫婦ではお互いに「こうなってほしい」という願望を強く持っています。
お互いに妥協しようとしますが、自分の希望をパートナーに押し付けるような形になってしまいがちです。
夫は妻に「料理がうまくなってほしい」という願望があります。
妻は夫に「もっと家事の手伝いをする夫になってほしい」という願望があります。
お互いに「こうなってほしい」という願望があると、ぶつかります。
そうではなくて、まず先に自分から変わります。
「相手がこうなってほしいだろうな」という自分になってみましょう。
注文は、先に出すより、先に受ける形です。
夫は、妻の薦めるネクタイを身につけてみます。
妻が「言葉遣いを直してほしい」というなら、そのとおりに心がけます。
まず妻からのリクエストを先に応えてみましょう。
妻は満足して、妻も夫からのリクエストに応えてくれやすくなります。
夫が「もっと料理がうまくなってほしい」と願えば、勉強を熱心にするでしょう。
「もっと化粧に力を入れてほしい」と提案すれば、夫のリクエストに応えてくれやすくなります。
変化は、まず自分から心がけることです。
先に自分から変わることで、相手も変わってくれるようになるのです。