長い夫婦生活では、必ず、妻と衝突することがあります。
一度や二度で済めばまだいいほうです。
特に新婚時代は、毎日衝突ばかりになるでしょう。
一緒に暮らし始めれば、お互いが今までに気づかなかった点が気になるようになります。
意見で対立したり、考え方で対立したりして、口論となることもあることでしょう。
生まれも育ちも性別も違いますから、あって当然です。
衝突そのものは、別に悪いことではありません。
どんどん衝突しましょう。
夫の意見と妻の意見とが正反対なら、その中間である「真ん中」を取ればいい。
妥協ができない場合なら、その都度、妻と話し合って決めることが必要です。
夫婦が納得するまで、意見を交換して、夫婦間のギャップを埋めます。
衝突は悪いことではありません。
たくさん衝突して、夫婦のギャップを埋めていきましょう。
さて、このとき、夫は絶対にしてはいけないことがあります。
暴力を振るってしまうことです。
自分の意見に妻が従わないからとはいえ、殴ったり蹴ったりするような暴力だけは絶対にいけません。
口喧嘩ならいくらしてもいいですが、暴力は一度たりともしてはいけないことです。
それは男らしいとは言えません。
むしろ「男らしくない」という表現こそ、ぴったりです。
男は、妻や家族を守るために、力があります。
その力の使い道を、逆に妻を痛めたり家族を壊したりするように使うなら「男らしくない」ということです。
男が力を使うのは、暴力ではなく、大切な人を守ったり助けたりするときです。