「勉強を頑張りすぎてしまった」
「仕事を頑張りすぎてしまった」
「家事を頑張りすぎてしまった」
頑張りすぎてしまうことはありませんか。
もちろん頑張ることはいいことです。
だらだら怠けたり課題から逃げたりするのに比べれば、はるかに立派なこと。
人生では、少なからず勝負所があります。
大事な試験や仕事の直前なら、徹夜で頑張ることもあるでしょう。
勝負所では、後悔することがないよう、一時的に無理をすることも大切です。
勝負所でなくても、調子がよくて、つい頑張りすぎることもあるでしょう。
調子のいいときは、普段より頑張れます。
気分に乗って調子も出ると、ついアクセルを踏みすぎてしまい、スピードを出しすぎてしまいます。
妙に調子が出て「気づけば頑張りすぎてしまった」ということがあるはずです。
さて、あなたに質問です。
「頑張りすぎた後は、○○」
あなたなら「○○」にどんな言葉を入れますか。
真面目な性格の人なら、頑張りすぎた後も、普段と変わらず普通に頑張ろうとするかもしれません。
「普段と同じでいいのではないか。頑張りすぎた後に頑張ってもいいのではないか」
そう思うかもしれませんが、注意が必要です。
頑張りすぎた後に頑張ると、燃え尽きます。
人間には限界があります。
何事もやりすぎると、どこかで歯車が狂ってしまいます。
一時的に120パーセントのパフォーマンスを発揮できても、そのままの状態を続けていけば、いつか力尽きます。
自分は大丈夫と思っても、気づかないうちに疲れやストレスがたまっていることもあるでしょう。
体の中で「ぷちん」と何かが切れる音がして、急に力が入らなくなるのです。
では、頑張りすぎた後はどうすればいいか。
正解は「しっかり休む」です。
頑張りすぎた後は、しっかり休みましょう。
頑張りすぎたのですから、心身ともに疲れやストレスがたまっているはずです。
「まだ大丈夫」と思っていても、頑張りすぎた時間があるなら、油断はできません。
自覚がないだけで、実際は疲れやストレスをためすぎている可能性があります。
そのため、頑張りすぎた後は、しっかり休むことが重要になるのです。
しっかり身体を休めて自分をいたわり、消耗した心身を回復させましょう。
せっかく早く進んだ仕事が、遅れることになるかもしれません。
プラスマイナスゼロになるかもしれませんが、それでもいいのです。
燃え尽きてダウンするよりは、はるかに賢明です。
仕事で差をつけるなら「瞬発力」より「継続力」です。
仕事は長く続けるものです。
マラソンのように淡々と走り続けましょう。
勝負所を除き、普段は継続力で差をつけるのが得策です。
頑張りすぎた自分をいたわりましょう。
「よく頑張った。しっかり休憩を取ろう」と自分に言い聞かせること。
安全に車を運転するには、アクセルだけでなくブレーキも重要ですが、人生でも同じです。
安全に人生を生きるときも、アクセルだけでなくブレーキも重要です。
アクセルを踏むのが勇気なら、ブレーキを踏むのも勇気です。