器の小さい人は、自分を大きく見せようとします。
まず自慢です。
聞いてもいないのに、自分がどれだけすごいのか話し始めます。
学歴や年収を誇ります。
大手で働いていることや、肩書やステータスがあることをアピールします。
武勇伝も大好きで、過去の功績の数々を口にします。
「あのプロジェクトを俺が成功させた」「自分の力で成し遂げた」と語ります。
昔やんちゃをやっていた話も、好んで持ち出します。
人や社会に迷惑をかけておきながら反省がなく、勲章であるかのように誇らしげに話します。
時計やファッションなど、高級ブランド品を身につけ、自分を大きく見せようとするのも特徴的です。
高級ブランド品を身につければ、すごい人やお金持ちそうに見えると信じています。
周りから一目置かれ、尊敬されると思っているのです。
しかし、結果は逆です。
自分を大きく見せようとすればするほど、周りは引きます。
自分を大きく見せようとするのは、自信のなさを自ら暴露しているようなものです。
自分に自信がないから、高級ブランドの力を借りて、自分を水増ししようとします。
周りは表向きは「すごいですね」「さすがですね」と合わせてくれますが、内心は「自信がないのですね」と見抜いています。
自分を盛れば盛るほど、一生懸命さが痛々しく映り、かえって滑稽さだけが目立つのです。
器の大きい人は、等身大の自分を見せます。
背伸びをすることはありません。
自慢は語らず、無理に飾ることもありません。
等身大の自分を見せられるのは、自分に自信がある証拠です。
すでに実力を身につけているので、どこから見られても問題がなく、自信を持って堂々と振る舞えます。
人目も気にしません。
「人は人、自分は自分」と思っているので、人からどう見られていようと気にしません。
シンプルで清潔な身なりを好み、それで十分だと思っているので、高級ブランドで身を固める必要を感じていません。
等身大を見せるのが、いちばん楽で、いちばん強いと知っています。
その自然体の姿こそ、言葉より雄弁に、器の大きさを物語るのです。