器の小さい人は、自分の立場しか見えません。
そもそも見ようとしないのです。
相手は自分に合わせるものだと思っています。
自分の都合を優先させ、相手の都合なんてどうでもいいと思っています。
相手から「少しはこちらのことも考えてください」と言われても「なんで?」と言い返し、納得しません。
器の小さい人は自己中心的で、相手のことは頭にありません。
視野も狭いので、相手の立場を考えない行動が多く、よくトラブルを起こします。
そうやって人を振り回し、周りから嫌われるのです。
器の大きい人は、自分の立場だけでなく、きちんと相手の立場も理解します。
人と接するときは、まず一呼吸置いて、相手の状況を想像します。
落ち込んでいそうなら「今はつらいだろう」と思い、優しい言葉をかけます。
仕事で忙しそうなら「きっと疲れているだろう」と思い、ストレスケアのグッズを手渡します。
試験勉強の真っ最中なら「今は勝負の時期だから、そっとしておこう」と思い、あえて連絡を控えます。
仕事上でも、器の大きい人は、相手の立場を理解します。
「良好な人間関係を築くには、相手の都合も考える必要がある」と理解しています。
たとえば、自分が上司の立場で、何人かの部下を抱えているとします。
多くの仕事を抱え込んでいて大変そうな部下がいれば、仕事の振り分け方を考え直します。
子どものいる部下がいれば、家族や子どもの事情を考え、そうした配慮をします。
部下に仕事の依頼をするときも、いきなり依頼しません。
まず部下に都合を聞いたうえで、依頼するかどうか判断します。
スケジュールを調整するときも、自分の都合を押し付けず、お互いの都合を調整しながら日時を決めます。
相手の仕事が遅くても「その人のペース」と理解し、無理をさせることはありません。
器の大きい人は視野が広く、相手の立場を想像できます。
相手の立場を理解しようとする姿勢があるのは、器が大きい証拠なのです。