贈り物でお菓子をいただくことがあります。
いただいたら、先方にお礼の連絡を入れるのがマナーですね。
このとき、大きく2つのパターンがあります。
どちらもお礼はしています。
しかし、中身はまったく違うのです。
「高級なお菓子、ありがとうございました」は、金額に対してお礼を言っている表現です。
「高級な○○」は、値段に焦点を当てたお礼の言い方で、お菓子そのものより高級なものに対して感謝していることになります。
しかもまだ食べているわけではありません。
お菓子をいただいてすぐお礼の連絡を入れるのはいいのですが、まだ食べていないため、味の感想までは言えません。
受け取って「後で食べよう」と思い、気づいたら数日が過ぎていることもあるのです。
一方「おいしいお菓子、ありがとうございました」は、お菓子そのものに感謝しています。
しかも「おいしいお菓子」という言い方から、すでに食べていることがわかります。
だから味の感想を言えるのです。
贈る側としては、食べてもらいたいのです。
大事に保管されるより、一口でもいいから、ぜひ味わってもらいたいと願っています。
お菓子を受け取って放置されるのは悲しいことです。
食べてからお礼の連絡を入れると「おいしいお菓子」という具体的な言い方ができます。
「おいしい」と言ってもらえると、贈った側は嬉しく思い、自分の気持ちが相手に伝わったと実感できます。
「生地が柔らかいですね」「香りがいいですね」「中にゼリーが入ってますね」といった感想も添えられるでしょう。
こうしたセリフは、食べているからこそ言えるのです。
お礼のとき、味の感想も添えれば「贈って良かった」「きちんと食べてもらえた」と、贈った側はますます喜ぶでしょう。
お礼の言い方に、センスが出るのです。