戦争経験者は、年々少なくなっています。
終戦からすでに70年以上の歳月がたち、当時を知る人は減り続けています。
戦争体験の話はどれも貴重です。
実際に戦争を経験した人の話は、どれも心に響くものがあります。
教科書に載らないような生々しい話が聞けることも少なくありません。
あなたの祖父母も実際に戦争を体験して、大変な日々を過ごしたことでしょう。
敵地に出兵して、撃ち合った経験があるかもしれません。
暗い防空壕で身を潜め、一晩を明かしたことがあるかもしれません。
実際に戦争を経験しているので、当時の生々しい事情を詳しく知っているはずです。
祖父母から聞く戦争の話は、特別で貴重なものがあります。
ところがです。
祖父母から戦争の話を聞きたくても、すでに亡くなっているケースもあるはずです。
祖父母の戦争体験は、幼いころに少し聞いただけで、ほとんど覚えていないこともあるでしょう。
この世にいなければ、話の聞きようがありません。
テレビで戦争体験の話を聞くこともありますが、自分の祖父母の戦争体験だけは、本人に聞くしかありません。
「祖父母が生きているうちにもっと戦争の話を聞いておけば良かったなあ」と思う。
祖父母が亡くなってから悔やむことがあるのではないでしょうか。
打つ手がないように思えますが、チャンスがゼロというわけではありません。
祖父母が亡くなっていても、祖父母の戦争体験の話を聞く方法があります。
親に話を聞くのです。
あなたの親は、祖父母から戦争中の話をたくさん聞いているはずです。
あなたの親は、祖父母の子どもです。
「戦争中はこうだった。ああだった」という話をたっぷり聞かされているでしょう。
だから自分の親を通して、祖父母から聞いた戦争体験を聞くのです。
うろ覚えの話になるかもしれませんが、何も聞けないよりは良い。
また聞きになりますが、当時の様子をある程度知れるはずです。
祖父母が亡くなった今からでも遅くはありません。
自分の親に、祖父母から聞いた戦争体験をインタビューしてみましょう。
「そうだったの!」「知らなかった!」という話が聞けるはずです。
あなたの親は、貴重な情報源の1つです。