紅葉といえば、どんな植物をイメージしますか。
おそらくモミジやイチョウをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
「紅葉」という漢字は「モミジ」という読み方もできることから、紅葉といえばモミジをイメージされる方が多いでしょう。
赤く色づいたモミジや黄色に輝くイチョウは、紅葉の代名詞であり、見とれてしまいますね。
ずっと見ていても飽きません。
眼福の一言に尽きます。
モミジやイチョウだけでなく、赤く色づいた木々をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
たしかに紅葉といえば、モミジやイチョウが思い浮かびますが、それだけではありません。
私たちは「ある紅葉植物」を見落としがちです。
「ススキ」なのです。
最近、ススキを見に行ったのはいつですか。
「ススキを見に行くってどういうこと?」と思う人もいるかもしれません。
「モミジを見に行く」「イチョウを見に行く」はよく聞かれますが「ススキを見に行く」はなかなか聞かれません。
ここが盲点です。
ぜひススキにも目を向けてください。
広い意味では、ススキも紅葉の1つです。
紅葉といえば、モミジやイチョウの存在が大きい一方で、ススキの存在が見過ごされがちです。
モミジやイチョウと同じように、ススキも見応えは十分あります。
全国にはススキで有名なスポットがあります。
栃木県の「戦場ヶ原」、神奈川県の「仙石原高原」、和歌山県の「生石高原」、山口県の「秋吉台」、大分県「飯田高原」などなど。
そこには天国にいるような光景が広がっています。
一面に広がるススキの海原は幻想的です。
黄金色に輝くススキのじゅうたんは息をのむほど風光明媚で、時を忘れさせてくれます。
風が吹いていれば、ススキの穂波を鑑賞できるでしょう。
紅葉といえば、モミジやイチョウばかりに気を取られ、ススキが見過ごされがちです。
ススキの見頃は、9月下旬から11月上旬が一般的です。
秋は、モミジやイチョウだけでなく、ススキを楽しめる季節でもあります。
ちょうど今が紅葉の季節なら、ススキの名所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
全国的な有名スポットでなくていいのです。
自宅周辺であっても、あらためて目を向けると、ススキが広がるスポットがあるのではないでしょうか。
小さなスポットであっても見応えはあります。
秋になったら、モミジやイチョウだけでなく、ススキにも目を向けてください。
紅葉を楽しむ幅がぐっと広がります。
気になるところがあれば、ぜひススキを見に出かけてみましょう。
ススキも、紅葉の主役の1つです。