執筆者:水口貴博

心の不安を取り除く30の言葉

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何でもかんでも低気圧のせいにしてはいけない。

何でもかんでも低気圧のせいにしてはいけない。 | 心の不安を取り除く30の言葉

自分の体調不良を低気圧のせいだと言う人がいます。

「低気圧のせいかなあ。朝から体がだるいなあ」

「なんか肩が凝るなあ。低気圧のせいかなあ」

「頭がずきずきするなあ。きっと低気圧のせいだろう」

低気圧とまったく無関係というわけではありません。

実際に低気圧が原因で起こる不調があります。

気圧の変化を受けやすい体質の人の場合、低気圧のせいで頭痛や倦怠感けんたいかんが引き起こされることがあります。

これを「低気圧不調」と呼びます。

気圧の変化を受けやすい体質の人は、毎年梅雨や台風の時期になると、体の不調に悩まされることも多くなるでしょう。

低気圧の影響による不調があるのは間違いありません。

しかし、だからといって何でもかんでも低気圧のせいにしないことです。

低気圧のせいにすると、どんどん癖になり、悪い思い込みが生まれます。

いろいろな不調を低気圧に結びつけてしまい、すべて低気圧のせいに思え始めてきます。

悪い錯覚が引き起こされ、あらゆることを低気圧のせいにする癖がつきます。

「最近つい食べ過ぎちゃうんだよねえ。低気圧のせいかもしれない」

「午後に眠くなって昼寝しちゃうんだよね。低気圧のせいなのかなあ」

「運の悪いことが続いていてつらいなあ。これもやっぱり低気圧のせいなのかなあ」

あげくには、仕事のミス、日常の失敗、身に起こる不幸など、低気圧と無関係のことまで低気圧のせいにし始めてしまうのです。

低気圧もいい迷惑です。

何でもかんでも低気圧のせいにしないことです。

低気圧は、周囲よりも気圧が低いことだけのことであり、それ以上でもそれ以下でもありません。

低気圧がこの世からなくなることもありません。

低気圧も高気圧も地球の営みであり、地球が自転しているかぎり必ず発生するものです。

低気圧が原因による不調があるのも事実ですが、だからといって何でもかんでも低気圧のせいにしないことです。

食べ過ぎるのは、低気圧のせいではなく、食欲に負けているだけのことです。

昼に眠くなるのは、低気圧のせいではなく、単に睡眠不足だからです。

運の悪いことが続いていることは、もはや低気圧とは1ミリも関係ありません。

何でもかんでも低気圧のせいにしていると、チャンスや成長の機会を逃します。

低気圧が原因によるものと、そうでないものを、きちんと区別することです。

きちんと現実を見ることで、低気圧に振り回されることがなくなります。

心の不安を取り除く言葉(24)
  • 何でもかんでも低気圧のせいにしない。
  • 低気圧が原因のことと、そうでないことを、きちんと区別する。
共感は、求めるものではない。
自然と生まれるものだ。

心の不安を取り除く30の言葉

  1. 不安や寂しさは、ダンスのパートナー。
  2. 不安は、誰かに話すだけで軽くなる。
  3. 心の状態を体温に例えると、わかりやすくなる。
  4. 他人が持っているものを羨むのではない。
    自分が持っているものを大切にしよう。
  5. 「悩んでいるのはささいなこと」と思えば、心の苦しみは今すぐ軽くなる。
  6. 世界を変えるのは実は簡単。
    自分が変わればいい。
  7. いらいらを感じてしまうのは、半径5メートルの人間関係だ。
  8. 電話を切った直後の一言が、あなたの本音。
  9. 「大丈夫?」と聞かれたとき「大丈夫」と返事するのがパターン化されていませんか。
  10. 感情を抑えるたびに、頑張った自分を褒めていい。
  11. 自然と嫌われるのはいい。
    わざと嫌われるのはいけない。
  12. 焦りがあると、できることもできなくなる。
  13. 禁酒中にお酒を飲みたくなったら、大量の水を飲めばいい。
  14. 気持ちの切り替えに時間がかかると思っていないか。
  15. 予感も直感の1つ。
    嫌な予感がしたら、念のため確認を取っておくほうがいい。
  16. できないことは「できない」と答えるのが正解。
  17. 「つまらない」と言う人は、いつの間にか損をしている。
  18. ごみ箱に捨ててから「やっぱり必要かな」と思ったとき、どうするか。
  19. 人は、車を1人で運転するとき、本性が現れる。
  20. 知らない電話番号からの留守番電話は、抵抗があっても、早めに確認しておくほうがいい。
  21. 自分の中に「モード」を持つ人は、気持ちの切り替えがスムーズになる。
  22. 批判する人にも、存在価値がある。
    あなたを批判する人が、一番よく見ている。
  23. 神社のご祈願で迷ったときは、健康祈願がベスト。
  24. 何でもかんでも低気圧のせいにしてはいけない。
  25. 共感は、求めるものではない。
    自然と生まれるものだ。
  26. 普段穏やかな人が急に荒々しくなったときは、こう考えよう。
    「何かあって余裕がないのだろう」
  27. 悪口は、心を無にして無視するのが一番。
  28. 被害者意識を持っている人は、自分が被害者意識を持っていることに気づいていない。
  29. 海を見て、癒やされない人はいない。
    心が疲れたときは、海を見に行こう。
  30. 時代が大きく変化するときに腹を立てない。
    歴史の節目に立ち会えてラッキーと喜ぶ。

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