執筆者:水口貴博

心の不安を取り除く30の言葉

3

心の状態を体温に例えると、わかりやすくなる。

心の状態を体温に例えると、わかりやすくなる。 | 心の不安を取り除く30の言葉

私たちが心の状態を表現するとき、副詞や形容詞を使うのが一般的です。

たとえば「ちょっと落ち込んでいる」「かなりいらいらしている」「本当に怒っている」などです。

よく聞かれる表現ですが、わかりにくいところもあります。

「ちょっと」「かなり」「本当に」という言葉には、幅があります。

人によって感じ方が違う上、主観も混じっているため、正確に伝えにくいものです。

こんなときに役立つ表現方法があります。

「心の状態を体温に例える」という方法です。

体温に例えることのメリットは「数字で表現できる」ということ

体温は私たちにとって、最も身近な数字の1つです。

自分の平熱を基準に低い温度や高い温度で言い換えると、わかりやすく表現しやすくなります。

自分の身に置き換えてイメージしやすくなり、良しあしの程度を実感しやすくなります。

体温に例えることのメリットは「数字で表現できる」ということです。

言葉による説明だけでは曖昧で抽象的になりがちですが、数字を使えば、正確かつ具体的に表現できます。

心の状態を体温に例えてみよう

元気がない状態なら、低い体温に例えてみます。

「少し落ち込んでいて元気がない、体温に例えると35度5分くらい」

「35度5分」という数字で表すことで、不調の程度が伝わりやすくなります。

自分の身に置き換えて想像することで、悪寒が感じられるでしょう。

逆にいらいらしているときには、高い温度で表現しましょう。

「少しいらいらしている、体温に例えると、37度5分くらいかな」

「37度5分」は微熱です。

頭に血が上っていて、熱くなっている様子がイメージしやすくなるでしょう。

直感的に、ほてった感じだとわかります。

怒りに震えているなら、さらに高い体温で表現してみます。

「今ものすごくいらいらして、爆発しそう。体温に例えると、39度か40度くらい」

体温で39度や40度は明らかに高熱であり、大変危険な状態です。

死にそうなほど熱くたまらないイメージが湧いてくるでしょう。

トラブルが収まり、心が正常に戻ったなら、平熱で伝えてみます。

「気持ちが落ち着きました。体温に例えると36度5分。まったく普段どおりです」

「普通」という言葉も悪くありませんが、体温を使って数字に例えて表現すると、説得力が増します。

自分の心の状態を伝えるときには、わかりやすく表現する工夫も大切です。

この表現方法を身につけることで、あなたのコミュニケーション能力がアップにつながります。

心の不安を取り除く言葉(3)
  • 心の状態を表現するときは、体温に例えてみる。
他人が持っているものを羨むのではない。
自分が持っているものを大切にしよう。

心の不安を取り除く30の言葉

  1. 不安や寂しさは、ダンスのパートナー。
  2. 不安は、誰かに話すだけで軽くなる。
  3. 心の状態を体温に例えると、わかりやすくなる。
  4. 他人が持っているものを羨むのではない。
    自分が持っているものを大切にしよう。
  5. 「悩んでいるのはささいなこと」と思えば、心の苦しみは今すぐ軽くなる。
  6. 世界を変えるのは実は簡単。
    自分が変わればいい。
  7. いらいらを感じてしまうのは、半径5メートルの人間関係だ。
  8. 電話を切った直後の一言が、あなたの本音。
  9. 「大丈夫?」と聞かれたとき「大丈夫」と返事するのがパターン化されていませんか。
  10. 感情を抑えるたびに、頑張った自分を褒めていい。
  11. 自然と嫌われるのはいい。
    わざと嫌われるのはいけない。
  12. 焦りがあると、できることもできなくなる。
  13. 禁酒中にお酒を飲みたくなったら、大量の水を飲めばいい。
  14. 気持ちの切り替えに時間がかかると思っていないか。
  15. 予感も直感の1つ。
    嫌な予感がしたら、念のため確認を取っておくほうがいい。
  16. できないことは「できない」と答えるのが正解。
  17. 「つまらない」と言う人は、いつの間にか損をしている。
  18. ごみ箱に捨ててから「やっぱり必要かな」と思ったとき、どうするか。
  19. 人は、車を1人で運転するとき、本性が現れる。
  20. 知らない電話番号からの留守番電話は、抵抗があっても、早めに確認しておくほうがいい。
  21. 自分の中に「モード」を持つ人は、気持ちの切り替えがスムーズになる。
  22. 批判する人にも、存在価値がある。
    あなたを批判する人が、一番よく見ている。
  23. 神社のご祈願で迷ったときは、健康祈願がベスト。
  24. 何でもかんでも低気圧のせいにしてはいけない。
  25. 共感は、求めるものではない。
    自然と生まれるものだ。
  26. 普段穏やかな人が急に荒々しくなったときは、こう考えよう。
    「何かあって余裕がないのだろう」
  27. 悪口は、心を無にして無視するのが一番。
  28. 被害者意識を持っている人は、自分が被害者意識を持っていることに気づいていない。
  29. 海を見て、癒やされない人はいない。
    心が疲れたときは、海を見に行こう。
  30. 時代が大きく変化するときに腹を立てない。
    歴史の節目に立ち会えてラッキーと喜ぶ。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION