執筆者:水口貴博

心の不安を取り除く30の言葉

10

感情を抑えるたびに、頑張った自分を褒めていい。

感情を抑えるたびに、頑張った自分を褒めていい。 | 心の不安を取り除く30の言葉

仕事が完了すると「目に見える結果」が残ります。

たとえば、資料、制作物、プログラムなどです。

掃除であれば「見た目がきれいになる」という結果が残ります。

目で結果を確認できると、やった感があり、程度も確認できます。

仕事の結果が目に見えると一目瞭然となり、人からも「頑張ったのだな」「手間暇がかかっただろう」と理解されるでしょう。

はっきり目で確認できるので仕事の実感が得やすく、モチベーションにもつながります。

さて、問題なのは「感情のコントロール」の場合です。

感情のコントロールは、目に見える結果がありません。

いらいらした感情をぐっと抑えることができても、結果や成果物など残るものがありません。

「感情を抑えた」という結果は、客観的に確認しにくいのが難点です。

頑張ってぐっと感情を抑えても、表向きの様子は「普段どおり」のため、人に気づいてもらえません。

気づいてもらえないから、褒められることも認められることもありません。

感情を抑えることができても、ちょっと寂しい気がするのです。

ここで大切になるのが「自己称賛」です。

感情を抑えることができれば、そのたびに自分を褒めてください。

「よく耐えた!」

「感情のコントロールが成功したね。おめでとう!」

「よし、しっかり感情を抑えることができたね。素晴らしい!」

成果物がないからこそ自己称賛が有効です。

恥ずかしく思う必要はありません。

結果や成果物がなくても1つの達成であり成功ですから、自分の努力を認めることが大切です。

そこには「成長」もあります。

ぐっと感情を抑えることで、脳の前頭葉が鍛えられました。

表には見えませんが、神経細胞のネットワークが密になり、脳が成長したことになります。

前頭葉は感情をコントロールする部分のため、鍛えることで集中力の質も上がります。

成果物はなくても「感情を抑えた」という結果を称賛することです。

感情を抑えることができるたびに自分を褒めてください。

自分の努力に堂々と胸を張っていいのです。

心の不安を取り除く言葉(10)
  • 感情を抑えるたびに頑張った自分を褒める。
自然と嫌われるのはいい。
わざと嫌われるのはいけない。

心の不安を取り除く30の言葉

  1. 不安や寂しさは、ダンスのパートナー。
  2. 不安は、誰かに話すだけで軽くなる。
  3. 心の状態を体温に例えると、わかりやすくなる。
  4. 他人が持っているものを羨むのではない。
    自分が持っているものを大切にしよう。
  5. 「悩んでいるのはささいなこと」と思えば、心の苦しみは今すぐ軽くなる。
  6. 世界を変えるのは実は簡単。
    自分が変わればいい。
  7. いらいらを感じてしまうのは、半径5メートルの人間関係だ。
  8. 電話を切った直後の一言が、あなたの本音。
  9. 「大丈夫?」と聞かれたとき「大丈夫」と返事するのがパターン化されていませんか。
  10. 感情を抑えるたびに、頑張った自分を褒めていい。
  11. 自然と嫌われるのはいい。
    わざと嫌われるのはいけない。
  12. 焦りがあると、できることもできなくなる。
  13. 禁酒中にお酒を飲みたくなったら、大量の水を飲めばいい。
  14. 気持ちの切り替えに時間がかかると思っていないか。
  15. 予感も直感の1つ。
    嫌な予感がしたら、念のため確認を取っておくほうがいい。
  16. できないことは「できない」と答えるのが正解。
  17. 「つまらない」と言う人は、いつの間にか損をしている。
  18. ごみ箱に捨ててから「やっぱり必要かな」と思ったとき、どうするか。
  19. 人は、車を1人で運転するとき、本性が現れる。
  20. 知らない電話番号からの留守番電話は、抵抗があっても、早めに確認しておくほうがいい。
  21. 自分の中に「モード」を持つ人は、気持ちの切り替えがスムーズになる。
  22. 批判する人にも、存在価値がある。
    あなたを批判する人が、一番よく見ている。
  23. 神社のご祈願で迷ったときは、健康祈願がベスト。
  24. 何でもかんでも低気圧のせいにしてはいけない。
  25. 共感は、求めるものではない。
    自然と生まれるものだ。
  26. 普段穏やかな人が急に荒々しくなったときは、こう考えよう。
    「何かあって余裕がないのだろう」
  27. 悪口は、心を無にして無視するのが一番。
  28. 被害者意識を持っている人は、自分が被害者意識を持っていることに気づいていない。
  29. 海を見て、癒やされない人はいない。
    心が疲れたときは、海を見に行こう。
  30. 時代が大きく変化するときに腹を立てない。
    歴史の節目に立ち会えてラッキーと喜ぶ。

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