上品な人は、常に謙虚で腰が低い。
人から褒められても、おごり高ぶることはありません。
「ありがとうございます」と、まず素直に感謝の言葉で受け止めて、次に謙虚な言葉が続きます。
「まだまだ未熟者です」
「運がよかっただけです」
「周りの人に支えられたおかげです」
自分の功績をひけらかすどころか、周りを立てようとするとき、品が生まれます。
常に腰が低いのも特徴です。
感謝したり謝ったりするとき、頭を下げることに抵抗がありません。
いつも謙虚に振る舞い、素直な姿勢を持とうと意識しています。
自慢したいことがあっても慎みます。
相手から聞かれたら答えますが、自分からずけずけ偉そうに話すことはありません。
腰が低い様子から、学や徳の高さがうかがえます。
謙虚で腰が低いと、厳かなで上品な雰囲気が出てくるようになります。
腰が高くて嫌われることはあっても、腰が低くて嫌われることはありません。
メディアで活躍する上品な人を思い出してください。
上品な人たちには、必ず謙虚な振る舞いが特徴的であるはずです。
偉そうな態度を取ったり、人を見下したりすることはなく、いつも物腰の低い態度で接しているでしょう。
謙虚な態度で腰を低くしているので、好感を覚えます。
目立たないように自分を慎む姿がスマートであり、上品に映っています。
上品な人を目指すなら、謙虚で腰の低い態度を心がけていきましょう。
丁寧な言葉遣いを意識して、穏やかな気持ちで接するようにしましょう。
アピールしたいことがあっても、ずけずけ話すことは避け、相手から聞かれたら答える程度にします。
どれだけ自分の地位や能力が高くなっても、おごることなく、控えめに振る舞うことです。
むしろ自分の地位や能力が高くなるにつれて、腰を低くしていくことが大切です。
周りから「謙虚ですね」と言われるようになれば合格です。
謙遜するとき、自分を卑下しないよう注意してください。
謙虚と自己卑下は、別物です。
「運がよかっただけです」「私は未熟者です」「これからも精進します」は、謙遜です。
「自分はばかです」「私はダメ人間です」「私には何の価値もありません」は、自己卑下です。
謙遜は品格を上げて好印象ですが、自己卑下は品格を下げて悪印象です。
態度の違いはわずかですが、大きな印象の違いを生みます。
謙虚を心がけるつもりが、つい度が過ぎてしまい、自己卑下にならないよう注意してください。
心がけたいのは、あくまで謙虚です。