上品な人になるには「精神的な自立」が欠かせません。
あなたは精神的に自立ができているでしょうか。
私たちは1人では生きていません。
誰かの協力を得ながら生きていくのが人生。
家族、友人、先生、上司、部下、そのほか数多くの人々。
気づけば必ず、誰かのお世話になっているでしょう。
いろいろな人のお世話になることで、今生きることができています。
誰かのサポートを得ながら生きていくのは、人生のことわりです。
だからといって、人にべったり頼るのはよくありません。
べったり頼るのは、もはや「依存」です。
相手に頼り切っていると、相手にも迷惑がかかります。
相手の判断が間違えば、一緒に自分も間違うことになる。
依存がエスカレートすると、自分を見失うことになります。
上品な人になるためには、精神的な自立が必要です。
上品な人は、精神的に自立しているのが特徴です。
人に相談することはあっても、べったり過度に依存することはありません。
精神的に自立しているので、いつも誰かと一緒にいようとはしません。
人と接するときも、一定の距離は保っています。
困難に直面しても、すぐ人に頼りません。
まず自分の力で何とかしようと、やるだけのことをやります。
やる気が出ないときは、うまく自分を奮い立たせて、気力を振り絞ります。
落ち込んでも、自分の力で立ち直ります。
反省したら、さっと気持ちを切り替え、前に進み始めます。
そのため、落ち込むことはあっても、くよくよすることはなく、比較的短くて済みます。
上品な人は、精神的に自立しているため「1人行動」も目立ちます。
1人で外食をしたり、1人で美術館に行ったり、1人で舞台を見に行ったりします。
孤立しているわけではなく、静かな孤独を楽しんでいます。
恥ずかしくても、勇気を振り絞って挑戦します。
かまってもらうための演技も行動もありません。
精神的に自立している様子が感じられると、上品になります。
精神的な自立をするコツは、1人行動を増やすことです。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、勇気を振り絞りましょう。
繰り返していると、だんだん抵抗感が小さくなってくるでしょう。
精神的に自立しているから、1人で行動できるのではありません。
1人で行動しているから、精神的に自立できるのです。
まず1人で映画館・美術館・レストランを楽しむことから始めてはいかがでしょうか。
1人で行動していると、出来事のすべてを独り占めできます。
人に合わせる必要がなく、自分のペースで楽しむことができる。
1人の行動に慣れてくれば、あなたの精神が成長した証拠です。